会長増田好子のコラムVOL.95 親が我が子に一番与えたいもの
我が子に親が何をしてあげられるのか。何をすべきなのか。そしてどんな大人になってほしいのか。親御さまの想いはたくさんあるかと思います。
優しい子に育ってほしいから、愛情豊かに接している。
希望する職業に就き、豊かな人生を送ってほしいから、教育環境を整えている、スポーツで心身を鍛えさせている、などなど。
人に優しくするとき、お子さま自身に余裕がないと優しくできません。
また、希望する職業に就こうとするとき、お子さま自身が目標を持ち、日々の努力をすることが不可欠です。
「余裕、目標、努力」どれを会得するのも、『自己肯定感』が必要となります。
『自己肯定感』とは、ありのままの自分を肯定し、自分の価値を認識する感覚のことです。
他者と比較せず、自分の長所と短所を含めて自分自身を認め、尊重することによって生まれます。
『自己肯定感』が高い人は、自信を持って行動でき、物事を前向きに捉えることができます。
では、親は子どもに何を与えれば、この『自己肯定感』が育つのでしょうか。
それは「自信」です。小さな「自信」を積み重ねることから『自己肯定感』が育ちます。
では、何をすれば「自信」を与えられるのでしょうか。
一番簡単な方法は、見過ごしてしまいそうな行動や考え方を「ほめること」です。
たくさんの生徒さんそして我が子、孫を見せていただいた経験上、今思うことは「叱る必要はほとんどない」ということです。
直してほしいことは提案すれば、叱るより自己肯定感が育ち、前向きに自分の弱いところを成長させていきます。
まずは、お子さまの見過ごしてしまいそうな行動や考え方を見つけることから始めてください。