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教室便り1811号 テストを振り返る

小学生も中学生も学校のテストが返却されたら、

テスト内容を振り返ってみてください。

 

小学生やうまくできない中学生は、親子で振り返りをしてください。

 

最初に間違えた問題について、どのように間違えたかを確認します。

間違え方は大きく3つに分けられます。

①ケアレスミスをしていないか。

→問題文の読み間違いがないか、途中計算や途中式を確認します

 

②わからない問題はなかったか。

 

③時間は足りていたか。

 

ここで注意することは、事実だけを見ること(伝えること)です。

親子で振り返りをするときは、どうしでも気持ちや感情がこもってしまいがちです。

計算ミスで間違えた問題を振り返るときは、

「計算ミスしてダメじゃない!」

「なんで計算ミスするの!」

「計算ミスするなんてもったいない!」

ではなく、

「この問題はここの計算を間違えているよ」

事実だけを伝えることを心掛けてみてください。

自分で振り返るときも感情をこめると、

できないことを見ていくので、

自然とやる気も下がり、意欲も低下していきます。

そのため、淡々と確認をするだけにしておくことが大切です。

 

 

次にテストで間違いを減らすためにはどのように取り組むかを決めます。

まずは、テストまでの期間の取り組み方に問題がなかったか振り返ります。

中学生であればテスト期間までにワークを終わらせ、

繰り返し学習に取り組めたかなどなど、

「どのようにしたか」という自分の行動を振り返ることで、

「こう行動すればよかったのか」という気付きにつながります。

「次はどのように取り組むべきか」を具体的に自分で考えることが大切です。

 

注意することは、「自分で決めること」の機会を与えることです。

そうすることで、子どもは「自分で決めたことは自分で達成したい」と考え、

「自分でやる」ということを喜びとするようになります。

この仕組みをうまく利用すれば、子どもが「自分の頭で考える機会」が増えていきます。

「次は○○しようね」

と指示をするよりも

「次はケアレスミスをしないようにするためにはどうする?」

と問いかけ、本人に決めてもらうようにします。

 

振り返りをするには、技術が必要です。

振り返りの仕方を学校でも詳しく教えてもらうことは少ないと思います。

やみくもに振り返りをすると、どうしても過去のことに目が行きがちです。

「こうしたらよかったのに」

「なんでやらなかったのか」

「ちゃんと練習したのか」

など、そう考えることは意味がないことではありませんが、

過去の行動を変えることはできません。

振り返りで大切なことは過去のことは事実だけを確認し、

未来のこと(これからのこと)に目をむけ、

「次はどうする?」を考え、自分で決めてみてください。

そうすることで、振り返ったことが次の行動につながりやすくなり、

行動が変われば結果も変わってきます。

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