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教室便り2110号 ケアレスミスをなくすには

hakken.では中学生を対象にテスト後、一緒に振り返りを行っています。

一緒に振り返りをしていると、良く出てくる内容が「ケアレスミスをなくす」です。

お子さまが「ケアレスミスをなくす」と言ったときに、いつも「どうしたらケアレスミスはなくせるの?」と聞くようにしています。

ほとんどのお子さまは「しっかり見直しをする」と答えます。

この会話のやりとりで重要なことは、お子さま自身が具体的な対策をとっているかどうかということです。

「ケアレスミスをなくす」「見直しをする」のどちらにも具体的な内容がありません。

この曖昧なことを具体的にどのように行動するか決めることでミスはなくなっていきます。

まず前提としてふたつのことを自覚することが大切です。

ひとつ目は、ミス=不正解と思っているかどうかです。

本当はわかっていたけどミスしただけと考えているお子さまはとても多いです。

ミスの仕方にもよりますが、ミスを安易にとらえていると、ミスはなくなりません。

ふたつ目は、自分=ミスをする、と思っているかどうかです。

人間である以上ミスをしない人間はいません。

ミスでテストの点数を落とさない子のほとんどは、自分がミスをする前提で問題を解いています。


次に、ケアレスミスをなくす対策として大切なことをふたつご紹介します。

ひとつ目は、自分がミスをしやすいパターンを知ることです。

勉強をしていて間違えた問題は、直しをするだけではなく、自分はどういった時にミスをしやすいのかを知り、次同じような問題に出会ったときにミスを防げるかどうかが大切です。

たとえば、英語の問題で3単元のsを忘れやすいなら、文章を書いた後、必ず動詞の形をチェックする。

数学の問題なら途中式を詳しく書く。符号間違いをしやすいなら、符号を強調して書くなど。具体的な対策をとっていくとミスは減っていきます。

ふたつ目は問題を解きながら見直しをすることです。

時間が余れば見直しをすると決めていると、時間がない時は見直しができません。

特に入試本番などは時間が足らないことが多いので、普段から問題を解きながら、ミスをしていないかを確認していく必要があります。

ここで自分がミスをしやすいパターンを知っていると、具体的に何に気をつければいいのかが分かるので、更にミスをしにくくなります。


テスト本番は普段勉強している時よりも緊張していたり、あせったりなどして、ミスをしやすい状況にあります。

ミスをなくすには、テストの時だけ気をつけてもなくなることはまずありません。

普段の勉強でミスがなくなれば本番でもミスはなくなってくるので、普段の勉強のときから、ミスを減らす対策をとっていきましょう。

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