会長増田好子のコラムVOL.87 やる気の出るほめ方Ⅱ 中学生・高校生でも間に合う
先月お伝えした「やる気が出るほめ方」では以下の三つをお願いしました。
① 大人が期待するお子さまがほんの少し意識すればできることをお子さまに伝える。
② 当たり前にできていることを具体的にほめ、感謝の気持ちを頻繁にお子さまに伝える。
③ 大人が期待する方向に少しでも変化があれば、ほめ言葉と一緒にお子さまに伝える。
変化はありましたでしょうか。先月にもお伝えしたように、中高生は反応が悪かったり、褒められるのを嫌がっているよう
な態度をとることが多々あります。しかし、気長に続けていただくと少しずつ変化が出てきますのでお付き合いしていただけると幸いです。
今月は先月の三つに加えもう一つ効果的な方法があります。
それは、当たり前にできていることを「前に比べると~ができるようになったね。」とお子さまに伝えることです。
例えば「前は一人では寝られなかったあなたが、今ではいっぱいできることが増えてすごいよね。」
「前は宿題出さないときもあったけど近頃は期限前に出しているようね。すごいと思うよ。」
「あなたの部屋、以前に比べるときれいだよね。すご~い。」(実際はほんの少しきれいになっただけ)
「以前にも増して、部活楽しそうだね。あなたが楽しそうだと嬉しいわ。」などなど
そして極め付きは「あなたは、できないことも少しずつだけどできるようになって(改善されて)いくね。すごいと思うよ。」と。この言葉をお子さまと共有できたなら、お子さまは前向きに努力をして行けるようになっていくはずです。
そのためにも大人がお子さまの小さな小さな変化を見つける目を養うことが必要です。
どうかお子さまのためにお子さまの小さな小さな変化を見つけてあげてください