教室便り(4ページ目)
Column

教室便り1811号 テストを振り返る
小学生も中学生も学校のテストが返却されたら、テスト内容を振り返ってみてください。 小学生やうまくできない中学生は、親子で振り返りをしてください。 最初に間違えた問題について、どのように間違えたかを確認します。間違え方は大きく3つに分けられます。①ケアレスミスをしていないか。→問題文の読み間違いがないか、途中計算や途中式を確認します ②わからない問題はなかったか。 ③時間は足りていたか。 ここで注意することは、事実だけを見ること(伝えること)です。親子で振り返りをするときは、どうしでも気持ちや感情がこもってしまいがちです。計算ミスで間違えた問題を振り返るときは、「計算ミスしてダメじゃない!」「なんで計算ミスするの!」「計算ミスするなんてもったいない!」ではなく、「この問題はここの計算を間違えているよ」と事実だけを伝えることを心掛けてみてください。自分で振り返るときも感情をこめると、できないことを見ていくので、自然とやる気も下がり、意欲も低下していきます。そのため、淡々と確認をするだけにしておくことが大切です。 次にテストで間違いを減らすためにはどのように取り組むかを決めます。まずは、テストまでの期間の取り組み方に問題がなかったか振り返ります。中学生であればテスト期間までにワークを終わらせ、繰り返し学習に取り組めたかなどなど、「どのようにしたか」という自分の行動を振り返ることで、「こう行動すればよかったのか」という気付きにつながります。「次はどのように取り組むべきか」を具体的に自分で考えることが大切です。 注意することは、「自分で決めること」の機会を与えることです。そうすることで、子どもは「自分で決めたことは自分で達成したい」と考え、「自分でやる」ということを喜びとするようになります。この仕組みをうまく利用すれば、子どもが「自分の頭で考える機会」が増えていきます。「次は○○しようね」と指示をするよりも「次はケアレスミスをしないようにするためにはどうする?」と問いかけ、本人に決めてもらうようにします。 振り返りをするには、技術が必要です。振り返りの仕方を学校でも詳しく教えてもらうことは少ないと思います。やみくもに振り返りをすると、どうしても過去のことに目が行きがちです。「こうしたらよかったのに」「なんでやらなかったのか」「ちゃんと練習したのか」など、そう考えることは意味がないことではありませんが、過去の行動を変えることはできません。振り返りで大切なことは過去のことは事実だけを確認し、未来のこと(これからのこと)に目をむけ、「次はどうする?」を考え、自分で決めてみてください。そうすることで、振り返ったことが次の行動につながりやすくなり、行動が変われば結果も変わってきます。

教室便り1810号 小学校の英語学習が変わります
2020年からは小学3年生で英語の授業が始まります。これは現在すでに小学校5年生で行われている「外国語活動」を小学3年生から始めるということです。教科ではないので成績などはつきませんが、アルファベットを書き、身近な色や動物の鳴き声などを英語で表現する体験型学習です。 指導要領によると、小学校卒業時点での目標は600語~700語程度の英単語を身につけることとされています。小学校高学年といえば覚える漢字も増える頃ですし、これに英単語が加わるというと学習量としては、かなり増えると予想されます。現在中学校で学習している内容を小学校のうちに学んでしまおうという内容に変わっています。 小学校3,4年生2020年には年間35コマの英語活動が義務化します。それに伴い2018年からは年間15コマの英語活動が導入されており、アルファベットや外国語のリズムに慣れるための時間として行われています。 小学校5,6年生2020年には年間70コマの英語の授業が義務化しますが、移行措置として2018年からは年間50コマの授業に増やし、外国語の簡単な読み書きや会話を学ぶ授業が始まります。 5年生からは「国語」や「算数」と同じように「英語」が教科として時間割に加わります。週に3回ほどの授業が予定されていて、成績もつきます。 新しい英語教育によって小学校卒業時に最低限の単語を身につけたうえで、中学校ではより対話的な授業がオールイングリッシュで行われます 。「聞く」「読む」「書く」に加え「話す(対話)」「話す(発表)」能力を育てるために、ニュース記事について自分の意見を話し、仲間の意見を聞く、などの授業が導入されます。 このような2020年の英語教育の大きな改革に対応できるように、小学生からの英語学習は早いうちにされることをおすすめします。英語に触れる学年が低学年のお子さまほど抵抗なく、定着もよいお子さまが多いです。 hakken.の小学生英語は、タッチペンでネイティブ英語の発音を瞬時に聞くことができます。聞き逃した場合は、聞き取れるまで繰り返すことができます。また、アルファベットやローマ字がすらすら読めて書けるようになれば、基本的な英単語の暗記、英語の基本的なルールを学習していきます。英語学習を早く始めれば始めるほど、お子さまの英語に対する抵抗感も少なく、英語の学習が進んでいるという「自信」が得られます。早いうちから英語を学習することで「英語って楽しい!」という気持ちを子どもたちが感じることが大切です。 小学4年生で習うローマ字でつまずいたお子さまは、英語学習でもつまずくことが多い傾向にあります。ご家庭でのお子さまのご様子を見て少しでも気になるところがあれば、早めの英語学習を始めることをおすすめします。3か月後、半年後、1年後に、中学英語の基礎力をつけておきたい、少しでも先取り学習をしておきたい、とお考えであれば、ぜひご相談ください。

教室便り1809号 秋に向けて
夏休みが終わり、2学期の授業が始まります。 春に比べ、秋は学習内容が多くなります。学校の行事も多いため、授業は毎年早く進みます。学習する内容も、数学は計算から関数や図形に変わり、英語も文法が複雑になり、春よりも難しくなります。そのため、今までと同じように過ごしていると、学習内容が難しくなる分、成績は下がります。塾での学習では、より集中して取り組むことが大切ですし、家庭学習では、学習の仕方を工夫することが必要です。 各学年の数学と英語の学習範囲はおおよそ次のような内容になります。 中1数学方程式の文章問題・比例・反比例が出ます。文章問題・関数という分野で苦手なお子さまがかなり多いです。 英語三単現のSが出てきます。英語が嫌いになるターニングポイントです。 中2数学連立方程式の文章問題・1次関数が出ます。1年生と同様、苦手な文章問題と関数です。 英語不定詞や動名詞が出ます。文法が複雑になってきます。 中3数学2次方程式・2次関数が出ます。これも2次方程式の文章問題と関数なので難しいです。2年生で習った1次関数も混ざって出てきます。 英語関係代名詞が出ます。英文の中に英文が入っています。 このように、春の学習よりも数段難しくなります。定期テストの平均点も、春と比べてかなり下がることが多くなります。特に中1 1学期のテスト内容は基本的な内容がほとんどでしたが、今後は中2、中3と同じように難しい問題も出題されてきます。 すでに家庭学習の習慣がついている人も、一度自分の家庭学習の内容を見直してみましょう。 成績を上げるには、大きく2つの方法があります。学習時間を増やすこと、学習方法を工夫することです。 やみくもに学習時間を増やすだけでは効果はありません、勉強のやり方を工夫することが大切です。効果的な学習の基本は、できるようになるまで繰り返し学習することです。hakken.での学習を家庭でもまねをしてください。間違えた問題はその日にできるまで練習し、後日、もう一度できるか確認をしてください。また、自分でもこれまでのテストで良い点がとれた時は、どのような学習をしていたかを振り返り、その学習方法をすべての教科で実践してみましょう。

教室便り1808号 受験対策 夏休みに基礎~標準問題をマスターしよう!!
私立高校の入試は、早い高校で1月に行われます。あと半年で入試を受けることになります。 高校入試の日程から考えると、夏休みに中3生が最低限するべきことは、これまで学習した中1から中3の内容の基礎~標準問題をマスターすることです。また、偏差値が60以上ある高校の受験を希望しているお子さまは、標準~応用問題もこの夏である程度マスターすることが求められます。 入試までに長期の休みはこの夏休みと、冬休みがあります。ですが、冬休みに基本~標準の復習ができる時間は多くありません。冬休み明けには、内申点にかかわる重要なテストが学校で実施され、その数日後には私立の入試が始まります。そのために冬休みは、学校のテスト勉強と私立入試に向けた勉強をする必要があります。 私立の入試問題は難しい問題も多数出題されるため、難しい問題を解く練習をする必要があります。具体的には私立の過去問や、その類題演習を行います。 その際に、基本~標準レベルの問題ができていないと、そこから復習をしなくてはいけません。そうすると入試に出題される難しい問題を練習する時間がなくなってしまいます。そうなると私立の入試は厳しいものになります。 もちろん、夏休み以降も復習する時間を取ることも可能です。ですが、2学期のテストの成績は内申点に大きく影響します。内申点が十分あればよいですが、多くのお子さまはそうではありません。夏休み以降はテストの内容に力を入れられるように、夏休みの間に復習をある程度仕上げていくことが重要です。 そのため、この夏にどこまで復習ができるかが、受験の結果を大きく左右することになります。復習をするときに大切なことは、入試にどのような問題が出題されているかを把握することです。公立高校の入試の場合、どの高校を受験しても問題は同じになります。問題の難易度は6割近く基本~標準問題が出題されます。出題内容について傾向はありますが、おおむね中1~中3の範囲がまんべんなく出題されています。そのため、公立高校の受験に合格しやすい子は、ある特定の分野の難しい問題ができる子ではなく、中学3年間の範囲の基本~標準が完璧にできる子です。 それを踏まえ、まずはこの夏にこれまで学習した範囲の基本~標準問題をまずは学習していきましょう。それが完璧になってから標準レベル以上の問題を学習するほうが、効率もよく、合格にもつながりやすいといえます。そのため偏差値が60以上ある高校の受験を希望しているお子さまも、まずは基本~標準問題をマスターしていきましょう。難しい問題が解けることはもちろん大切ですが、受験では基本~標準問題で間違えることは、致命的になる場合があります。計算ミスも含め、基本~標準問題は確実に取れるように練習しましょう。 学習の仕方は、1日目①問題を解き、わからない問題は答えを見て、理解する。②間違えた問題、答えを見た問題をもう一度学習する。 2日目③前回間違えた問題、答えを見た問題を学習する。④新しい範囲の問題を解き、わからない問題は答えを見て、理解する⑤間違えた問題、答えを見た問題をもう一度学習する。 という流れで学習してください。間違えた問題、答えを見た問題はレ点など印をつけておくと、学習がしやすくなります。テキストは塾で渡しているフォレスタや学校で購入または配布された中学3年間の内容がまとまっているテキストを使いましょう。市販のテキストでもかまいません。塾でテキストだけを販売することも可能ですので、自分に合うテキストがわからない場合はご相談ください。 目標はテキストのすべての問題ができるようになることです。まずは1冊完璧にしていきましょう。

教室便り1806号 苦手対策をどう考える?!
新学期が始まり5月にもなると、各学年それぞれに新しい単元を学習しています。毎日の学習を着実にこなして学校の授業についていける生徒は、この時点で多少苦手があったとしても、夏休みの夏期講習等で復習ができます。 しかし、日々の授業で学習している内容を積み上げられずにどんどん弱点が増えている生徒は、要注意です。学校の授業を聞いても「なんかよくわからないなぁ」と思ったときは、すぐに苦手対策をする必要があります。 苦手対策に一番悩むのは、過去に学んだ内容を最初から学びなおすか、今学習していることを中心にやっていくかです。一般的には苦手単元がとても多い生徒は、前の内容を中心に行います。苦手はあるが今の授業にそんなに支障のない生徒は、今の授業を中心にわからないところが出てきたらそこに戻るというのが一つの目安になります。 中学生は、模試の結果やこれまでの定期テストを利用して「苦手対策」を行うと非常に効率的に行うことができます。例えばhakken.で行う模試の結果で、正答率が70%以上の問題を落としているようであれば、その単元から復習をすることをお勧めします。 小学生の場合、算数で言えば、「計算ができない」場合は復習がもちろん必要ですが、「計算が遅い」場合もしっかりと復習をしていく必要があります。 また、普通の計算はできても「工夫して計算する」ことが苦手な生徒も多いです。小学生で計算が苦手な生徒は、毎日の家庭学習として計算の練習を行うことをお勧めします。市販の「計算ドリル」を当該学年より一つ下くらいのものから始めてもよいかと思います。毎日歯を磨くように、1日10分でもいいので演習する時間を習慣化して頂ければと思います。算数の力は問題量に比例します。演習量を増やせば増やすほど、算数の力はアップします。hakken.の授業の中で子どもたちにたくさんの演習量(学習枚数)をしてもらうのはこのためです。

教室便り1805号 内申点とは
「内申書」、「内申点」とは何ですか?内申書というのは一般的な呼び方で、正式には「調査書」と言います。「調査書」は中学校における成績、および諸活動の成果を記録したもので、各教科の評定を5段階で表したものが「内申点」です。内申点は教科ごとに定められている細かい観点※1に沿って絶対評価※2によって算出されます。また、部活動や英語検定、漢字検定など、中学校生活で修めた優れた活動については内申点とは別に文章で記載されます。この特別活動が数値化されて評価の対象となる地域や高校もあります。※1 たとえば「関心・意欲・態度」「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」があります。※2 他の生徒の成績を考慮せず、生徒本人の成績を評価しようとするもの。 最近の県立高校入試では、地域や学校による内申点の算出差を考慮して、学力検査を重視する傾向にあります。ですが、「内申点と学力は少なからず比例している」と見るのが一般的な考えですので、内申点が良いに越したことはありません。 「関心・意欲・態度」を上げるには?授業への取り組みに対する評価です。・授業中、積極的に手をあげて発言をする・忘れ物をしない・わからないところを先生に聞きに行く・宿題に丁寧に取り組んで期限までに出す(=提出物)・実技教科は苦手でも一生懸命に取り組む 「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」を上げるには?テストの点数でほぼ決まります。日々の復習、予習を行い、演習を重ねることでしっかりと基礎を固めて、段階を経て標準、応用レベルの問題もできるようにすることが大事です。

教室便り1804号 学年末テスト結果
学年末テストの結果がかえってきました。この時期はまとめの問題が出されるなど、点数が取りにくいことが多いのですが、よく頑張りました。 次回のテストは新学年1回目のテストです。新2年生、新3年生は、学年末テストの後に学習した前学年の範囲から出題されることがほとんどです。今回と同じ学習の時間、やり方だと、テストの点数は下がる可能性が高いです。まずは、この春休みに学年末テスト後に学習した前学年の範囲のワークを進めて下さい。テスト前にまとめてやらなくてもいいように、やるべきことを前倒ししていきましょう。そして4月からは次回のテストに向けて新学年のワークを、学校の授業が進むたびに練習することをお勧めします。 また、次回のテスト勉強に加え、入試に向け、1~2年生の範囲の復習にも取り組みましょう。下記は学年末テストで450点以上だったお子さまと入会前のテストとの比較と、前回のテストとの比較で点数がUPしたお子さまの一部をピックアップしました。今回は5教科の合計と数学、英語の点数を比較しています。 ○450点以上のお子さま中3 Mちゃん 国90点 数 94点 英85点 理88点 社95点 合計452点中2 Yちゃん 国92点 数 95点 英92点 理85点 社91点 合計455点中2 Rちゃん 国92点 数100点 英91点 理99点 社94点 合計476点中1 Sちゃん 国91点 数 95点 英97点 理83点 社88点 合計454点 ○入会前のテストとの比較中3 Mちゃん 5教科 合計353点 → 452点 + 99点UP中3 Sくん 5教科 合計267点 → 428点 +161点UP中3 Sくん 5教科 合計153点 → 323点 +200点UP中2 Tくん 5教科 合計129点 → 267点 +138点UP中1 Tくん 5教科 合計292点 → 387点 + 95点UP中3 Nちゃん 数学 37点 → 74点 +37点UP中2 Hくん 数学 52点 → 89点 +37点UP中2 Yくん 数学 28点 → 71点 +41点UP中2 Hくん 数学 46点 → 83点 +37点UP中1 Sちゃん 数学 43点 → 71点 +28点UP中3 Yくん 英語 49点 → 81点 +32点UP中2 Sくん 英語 62点 → 82点 +20点UP中2 Sちゃん 英語 27点 → 55点 +28点UP中1 Aくん 英語 33点 → 57点 +24点UP ○前回のテストとの比較中3 Kくん 5教科 合計209点 → 322点 +113点UP 2018年1月入会中2 Sくん 5教科 合計282点 → 392点 +110点UP中1 Tくん 5教科 合計292点 → 387点 + 95点UP 2018年1月入会中3 Mちゃん 数学 61点 → 94点 +33点UP中3 Kくん 数学 26点 → 71点 +45点UP 2018年1月入会中2 Sくん 数学 34点 → 59点 +25点UP中1 Tくん 数学 25点 → 94点 +69点UP 2018年1月入会中1 Sくん 数学 72点 → 95点 +23点UP 2018年1月入会中3 Sくん 英語 49点 → 69点 +20点UP中2 Aくん 英語 50点 → 80点 +30点UP中2 Tくん 英語 39点 → 75点 +36点UP中1 Sくん 英語 72点 → 93点 +21点UP 2018年1月入会中1 Yくん 英語 63点 → 83点 +20点UP

教室便り1803号 内申点を上げる3つの大切なこと
内申点とは、主に成績表の点数のことです。9教科を5段階評価で表している学校が多く、満点は9×5で45点となります。 この内申点は、高校入試にとても関わってきます。高校によっては基準となる内申点が設定されています。内申点が基準に満たしていないと、入試のときにとても不利になります。内申点がある一定以上ないと、当日いくら良い点数を取ったとしても合格しない場合があります。 また内申点は、「3年生のとき頑張ったら良い」というものではありません。1年生・2年生の内申点もしっかり評価する高校もあります。後で困らないように、1年生のうちから内申点をしっかり取っておくべきです。 内申点を上げるには3つのことが大切です。1つ目は、中間・期末などの定期テストの点数です。80点や90点が取れれば、4か5はもらえるでしょう。逆に40点以下だと、2になってしまう可能性があります。テストの点数は内申点に密接に関係しています。 2つ目は、授業態度です。授業中たくさん手を上げて発表したり、体育や音楽などの実技を頑張ったりすれば、「意欲・関心」の評価が上がるでしょう。先生にアピールをしっかりとしましょう。 3つ目は、提出物です。宿題などを期日までにしっかり提出する。忘れ物をしないことも大切です。だからこそ、できていない子は内申点が下がります。当たり前のことですが、しっかりやりましょう。 3つのことがすべてできていることが大切です。過去に同じ中学校で、定期テストの点数が同じにもかかわらず、内申点は10近くも差があったこともあります。また、定期テストで点数が悪くても授業態度が評価され、本来なら内申点が2になるところが、3がついたこともありました。 hakken.では内申点が上がるように、学校の授業の予習やお子さまとの個人面談家庭学習についてのアドバイスなどの取り組みをしています。行きたい高校に行くためにしっかり内申点を上げましょう。

教室便り1802号 小学校では100点!中学校では平均点
中学1年生の三学期になると「急にテストの点数が悪くなってしまって」というご相談をよく受けます。 話を聞くと「小学校のときは、80点くらいとっていて、そんなにできない方じゃなかったんですけどね」とのお話でした。 80点は「そんなにできない方じゃなかった」ではなく、「どちらかというとできない方」と私たちは解釈しています。 小学校と中学校では、テストの範囲と時期が違います。中学校のテストの範囲は2~3ヶ月分の学習内容になります。小学校は1つの学習単元が終われば、すぐにテストをします。そのため中学校と小学校ではテストに向けた学習方法は変わり、また必要とされる学習量や能力も大きく異なります。 小学校の80点と中学校の80点は、同じ80点でも同列で比較できません。小学校のときに、ほぼ100点しかとったことがないという人は、中学校で平均点以上の得点が見込めます。しかし小学校のときに80点以下だった人は、中学に入ると途端に低迷することが多いです。だからこそ、小学校のときにテストでは100点にこだわって、100点を目指す学習に取り組んでほしいと思っています。 そのためには、小学校でテストの返却があったら、必ずやり直し(テスト直し)を家庭学習に取り入れて下さい。そして、間違いの原因を見つけて下さい。普段は理解しているけれど、うっかりミスをしてしまったのか。根本的にわかっていなくて間違えたのか。問題文をきちんと読み取ることができていない読解力の問題なのか。つまり、何でつまずいているのか、どんな間違いがあるのかを把握して、間違えたところを理解できるまで、やり直して下さい。 また90点以上の人は、テストの裏面の問題もやり直しをすることをお勧めします。特に算数のテストの裏面の問題は思考力、応用力を問う問題の構成がされています。その問題を理解することができれば、さらに力はアップします。

教室便り1801号 2017年も一年ありがとうございました。
2017年も一年ありがとうございました。2017年に、hakken.が取り組んだこと。 ・中学生で2016年に入会されたお子さまの2017年3月学年末テスト結果で、入会時より成績が上がったお子さまの割合は93.8%でした。 ただし、成績UPには個人差があります。特に中1は数学なら 1学期は、計算問題2学期は、方程式文章問題とグラフ(関数)問題3学期は、図形問題 を扱うため、点数が下がり気味になります。中2以降になると上がり始める生徒が多くいます。我慢の時期を乗り越える粘り強さが必要になります。 また、12月実施の中3対象のhakken.調べで、今回の定期テストでの学習した内容の1週間後の定着率は、90点以上のお子さまは90.48%でしたが、40点以上80点未満のお子さまだと47.52%でした。 つまり、定期テストの点数と学習1週間後の定着率がほぼ一致するという事実です。定着率を上げることが成績を上げることにつながります。hakken.だから伸びる4つの能力を伸ばすことが成績UPの秘訣なのです。 ・小学生の勉強会を実施、たくさんの小学生が参加くださいました。この冬も実施します。 ・生徒面談の強化。夏休み前より苦手箇所(五教科)の聞き取り調査を踏まえ、生徒面談にて学習計画を話し合い、長期休みの学習の充実をはかりました。結果、夏休みに学習を頑張る生徒が増えました。 ・ホームページの充実。皆さまにhakken.の考え、教室の様子、台風などによる臨時休校などをお知らせできるよう月6~7回の更新を目指しています。 ・hakken.教材を他塾でも使っていただいて続々と結果が出ています。うれしい限りです。M塾さんありがとうございます。 そして、来年からは英語教材の充実を図ります。数理社国に比べるとまだまだ伸び率が低い英語です。まずは、小学生・中1英語教材からデビューさせます。今までと全く違う方法で、英語力をつけていきます。ご期待ください。

教室便り1712号 期末テストが終わって
~中学生へ~テストの結果がかえってきました。目標点数を達成した人も達成できなかった人も、テストの振り返りはとても大事です。テストで何ができて何ができなったかテスト直しをすることで、自分の理解の深さがわかります。テストまでの取り組みも何が良くて、何が悪かったのか、だから次はどう行動するのか考えることが大切です。 例えばこの時期の数学は、どの学年もテストの問題数が多い傾向があります。単元も複数にまたがります。中2の数学なら、連立方程式、確率、一次関数といったテスト範囲になった中学校もありました。単元が複数にまたがるので解くのに時間がかかります。ですから、平均点も2学期は下がりやすい傾向があります。しっかりと点を取るために、日頃から解くスピードを意識して取り組む必要があります。 今回、テストで時間が足らなかった人は、日頃から解くスピードを意識して正確に解く力をアップさせていきましょう。hakken.の教室では、学習枚数を20枚以上、前回にやったところは必ず赤丸にする、という目標をもって取り組んでいきましょう!~小学生へ~小学生も、テストがかえって来たら、やり直し、振り返りは大事です。小学生でテスト直しをしている人は少ないかもしれませんが、とても大切ですので、今からでもぜひお家の方とやってください。できなった問題はできるまで解きなおします。納得できるまで解いてください。この習慣を小学生の内から身につけておくことが大切です。

教室便り1711号 小学生のつまずきが勉強を苦手にする
勉強が苦手な子は、なぜ苦手になってしまったのでしょうか? 気付かないほどの小さなつまずきが、積もりに積もって問題が表面化したとき、すぐに解決できない状態になっています。特に小学校高学年、中学校1年生という学年は学習内容が複雑になる学年のため、問題が表面化しやすくなります。 それまでに学習してきたことがしっかり理解できていないと、子どもたちはとたんに授業についていけなくなります。反対に、それまでにそれぞれの学年のつまずきをおさえていれば、授業についていけなくなるという可能性は低くなります。 hakken.で使用する教材は、個人の状態や理解度、進捗状況によってレベルを変えています。皆がみんな同じレベルの問題をこなしているわけではありません。 例えば、小学生ならば、たし算、ひき算、九九、わり算、分数・小数の計算といった基礎計算は、どの学年であっても完璧になるまで行います。基礎問題ができていないのに、応用問題をやってもあまり意味がありません。難しい応用問題の解法を学んでも、その場ではできるかもしれません。その場では、達成感を得ることができるかもしれませんが、基礎ができていないと数日もすると身についていないことが多く、学習にかかった時間の割には効果がありません。基本~標準問題の徹底に時間をかける方が、テストの点数も取りやすく、結果的に応用問題も解けるようになります。hakken.がオリジナルの教材システムの中で基礎、標準問題の定着に重点をおいているのは、そのためです。 小学校で学習する内容のほとんどは中学校の内容の基礎が中心です。実は中2の合同や中3の相似もすでに小学校で学習をしています。どの教科の単元も基礎を完璧に定着させて、知識として蓄積させていければ、中学校での学習も楽になります。

教室便り1710号 英語教育が2020年度に大きく変わります!!
○英語教育が早期化、難易度も上昇します! 外国語活動の開始は現在の小学5年生から小学3年生に!教科としての英語教育は現在の中学1年生から小学5年生へとそれぞれ2年前倒しになります。また、学校教育の中で求められる英語習熟レベルの難易度が大幅に上昇します。 たとえば、語彙力(単語数)については、現在は中学卒業までに1200語ですが、改定後は2200~2500語まで増加します。 ○話す・聴く・書く・読むが重視され、中学校以降の英語の授業は英語で行われます。 2020年の英語教育の大きな改革に対応できるように、小学生からの英語学習を早くからされることをおすすめします。英語に触れる学年が低学年のお子さまほど抵抗なく、定着もよいお子さまが多いからです。 hakken.の小学生英語は、タッチペンでネイティブ英語の発音を瞬時に聞くことができます。聞き逃した場合は、聞き取れるまで繰り返すことができます。また、中学校での学習を見据えて、単語は読めるだけでなく、しっかりと書けるようになることを大切にしています。まずはアルファベットやローマ字から覚えます。すらすら読めて書けるようになれば、基本的な英単語の暗記、英語の基本的なルールを学習していきます。英語学習を早く始めれば始めるほど、お子さまの抵抗感も少なく、英語の学習がすすんでいるという「自信」が得られます。早くから英語を学習することで「英語って楽しい!」という気持ちを実感できます。 小学4年生で習うローマ字でつまずいたお子さまは、英語学習でもつまずくことが多い傾向にあります。ご家庭でのお子さまのご様子を見て、少しでも気になるところがあるなどのお悩みや、3か月、半年、1年後に中学英語の基礎力をつけておきたい、少しでも先取り学習をしておきたいなどお考えであれば、ぜひご相談ください。

教室便り1709号 秋からの学習
夏休みが終わり、2学期の授業が始まります。春に比べ、秋は学習内容が多く学校の行事も多いため、学校の授業は、毎年早く進みます。学習する内容も、数学は計算から関数や図形に変わり、英語も文法が複雑になり、春よりも難しくなります。そのため、今までと同じように過ごしていたら、学習内容が難しくなる分、成績は下がります。塾での学習では、より集中して取り組むことが大切ですし、家庭学習では学習の仕方を工夫することが必要です。 各学年の数学と英語の学習範囲はおおよそ次のような内容になります。 中1:数学方程式の文章問題・比例・反比例が出ます。文章問題・関数という分野で苦手なお子さまがかなり多いです。 中1:英語三単現のSが出てきます。英語が嫌いになるターニングポイントです。 中2:数学連立方程式の文章問題・1次関数が出ます。1年生と同様、苦手な文章問題と関数です。中2:英語不定詞や動名詞が出ます。文法が複雑になってきます。 中3:数学2次方程式・2次関数が出ます。これも2次方程式の文章問題と関数なので難しいです。2年生で習った1次関数も混ざって出てきます。 中3:英語関係代名詞が出ます。英文の中に英文が入っています。 このように、春の学習よりも数段難しくなります。定期テストの平均点も、春と比べてかなり下がることが多くなります。特に中1のこの春のテスト内容は基本的な内容がほとんどでしたが、今後は中2、中3と同じように難しい問題も出題されてきます。 すでに家庭学習の習慣がついている人も、一度、自分の家庭学習の内容を見直してみましょう。成績を上げるには、大きく2つの方法があります。学習時間を増やすこと、学習方法を工夫することです。やみくもに学習時間を増やすだけでは効果はありません。勉強のやり方を工夫することが大切です。 効果的な学習の基本は、できるようになるまで繰り返し学習することです。hakken.での学習を家庭でもまねをしてください。間違えた問題はその日のうちにできるまで練習し、後日、もう一度できるか確認をしてください。また、自分でもこれまでのテストで点がとれた時は、どのような学習をしていたかを振り返り、その学習方法をすべての教科で実践してみましょう。

教室便り1708号 この夏は基礎~標準問題をマスターしよう
私立高校の入試は早い高校で1月に行われます。あと半年で入試を受けることになります。 高校入試の日程から考えると、夏休みに中3生が最低限するべきことは、これまで学習した中1から中3の内容の基礎~標準問題をマスターすることです。また、偏差値が60以上ある高校の受験を希望しているお子さまは、標準~応用問題もこの夏である程度マスターすることが求められます。 入試までに長期の休みはこの夏休みと、冬休みがあります。冬休みには基本~標準の復習ができる時間は多くありません。なぜなら冬休み明けには、内申点にかかわる重要なテストが学校で実施され、その数日後には私立の入試が始まるからです。そのために冬休みは、学校のテスト勉強と私立入試に向けた勉強をする必要があります。 私立の入試問題は難しい問題も多数出題されるため、難しい問題を解く練習をする必要があります。具体的には私立の過去問や、その類題演習を行います。その際に、基本~標準レベルの問題ができていないと、そこから復習をしなくてはいけません。そうすると入試に出題される難しい問題を練習する時間がなくなってしまいます。そうなると私立の入試は厳しいものになります。 もちろん、夏休み以降も復習する時間を取ることも可能ですが、2学期のテストの成績は内申点に大きく影響します。内申点が十分あればよいですが、多くのお子さまはそうではありません。夏休み以降はテストの内容に力を入れられるように、夏休みの間に復習をある程度仕上げていくことが重要です。 そのため、この夏にどこまで復習ができるかが、受験の結果を大きく左右することになります。 復習をするときに大切なことは、入試にどのような問題が出題されているかを把握することです。公立高校の入試の場合、どの高校を受験しても問題は同じになります。問題の難易度は6割近く基本~標準問題が出題されます。出題内容について傾向はありますが、おおむね中1~中3の範囲がまんべんなく出題されています。そのため、公立高校の受験に合格しやすい子は、ある特定の分野の難しい問題ができる子ではなく、中学3年間の範囲の基本~標準が完璧にできる子です。 それを踏まえ、まずはこの夏にこれまで学習した範囲の基本~標準問題をまずは学習していきましょう。それが完璧になってから標準レベル以上の問題を学習するほうが、効率もよく、合格にもつながりやすいといえます。そのため偏差値が60以上ある高校の受験を希望しているお子さまも、まずは基本~標準問題をマスターしていきましょう。難しい問題が解けることはもちろん大切ですが、受験では基本~標準問題で間違えることは、致命的になる場合があります。計算ミスも含め、基本~標準問題は確実に取れるように練習しましょう。 学習の仕方は、1日目①問題を解き、わからない問題は答えを見て、理解する。②間違えた問題、答えを見た問題をもう一度学習する。 2日目③前回間違えた問題、答えを見た問題を学習する。④新しい範囲の問題を解き、わからない問題は答えを見て、理解する⑤間違えた問題、答えを見た問題をもう一度学習する。 という流れで学習してください。間違えた問題、答えを見た問題はレ点など印をつけておくと、学習がしやすくなります。テキストは塾で渡しているフォレスタや学校で購入または配布された中学3年間の内容がまとまっているテキスト、市販のテキストでもかまいません。塾でテキストだけを販売することも可能ですので、自分に合うテキストがわからない場合はご相談ください。 目標はテキストのすべての問題ができるようになることです。まずは1冊完璧にしていきましょう。

教室便り1707号 2017年1学期中間テスト結果
中学校によっては今年度一回目の定期テストが終わり、今回もたくさんのお子さまが点数UPしました。入会時の定期テストと比較して点数がUPしたお子さまを一部ご紹介します。皆さんよく頑張りました。 中3Aくん 2015年11月入会入塾前テスト5教科336点→ 5教科422点 86点UP!! 中3Bくん 2016年 1月入会入塾前テスト5教科206点 → 5教科346点 121点UP!! 中3Cくん 2016年 3月入会入塾前テスト5教科123点 → 5教科372点 249点UP!! 中3Dさん 2016年 4月入会入塾前テスト5教科330点 → 5教科408点 78点UP!! 中2Eさん 2017年 4月入会入塾前テスト5教科216点 → 5教科271点 55点UP!! 中3Fくん 2016年 1月入会入塾前テスト英語42点 → 77点 35点UP!! 中3Hくん 2016年 6月入会入塾前テスト数学40点 → 80点 40点UP!! 中3Iくん 2016年 7月入会入塾前テスト英語38点 → 64点 26点UP!! 中2Jさん 2016年 9月入会入塾前テスト数学83点 → 100点 17点UP!! 中2Kくん 2016年12月入会入塾前テスト英語21点 → 49点 28点UP!! 中2Lさん 2017年 4月入会入塾前テスト数学61点 → 89点 28点UP!! 中2Mさん 2017年 4月入会入塾前テスト数学49点 → 69点 20点UP!! 中3Nさん 2017年 4月入会入塾前テスト数学38点 → 59点 21点UP!! 中3Oくん 2017年 4月入会入塾前テスト英語57点 → 83点 26点UP!!

教室便り1706号 高校入試は内申点で決まる!!
内申点は高校入試を考えるうえで、非常に重要な要素です。内申点は、中学校で学習する9教科に対し、定期テストや授業態度、提出物の内容などを総合的に判断して5段階又は10段階で評価されます。 かつては相対評価が基本でしたが、現在は絶対評価を基本としています。自分自身の頑張りによって点数化されるのが特徴です。私立高校に受験する場合も、公立高校に受験する場合も、入試で評価される材料がこの内申点です。実は評価されるときに用いられる内申点は私立高校、公立高校で違います。私立高校では、3年生の2学期の内申点を重視する学校が多数です。推薦入試では、明確に内申点の基準があります。基準に達していない場合、受験の機会にすら恵まれないことがあります。 一般入試の場合も、内申点が合否ばかりか、奨学金の大きさにも反映されます。公立高校では、1年生の成績から考慮される場合もあります。1、2年生の内申点で全体の半分程度を占める県もあります。3年生から頑張ろうとしても、公立高校の場合は取り返しのつかないことがあります。高校によって、内申点の点数と、入試当日の点数の比率が変わります。一般的にレベルの高い高校ほど、当日の点数の比率が高くなります。 では、内申点を上げるためには、どのようにすれば良いでしょうか。内申点は①学校の定期テスト、②提出物、③授業態度の3つで決まります。学校の授業では、授業の中身を前もってしっかり理解しておくと、自信を持って自分の意見をはっきり言うことができます。 hakken.が大切にする予習学習で、あらかじめ内容を把握しておきましょう。そして、定期テストの点数を上げるためには、この予習をなるべく早く終わらせましょう。そうするとテスト前に、難しい問題まで掘り下げて取り組むことができます。先取り学習をたくさん進め、1学期の成績を満足いくものにしていきましょう。

教室便り1705号 大型連休
新学年になって、ようやく慣れてきたのも束の間、もうすぐ大型連休のゴールデンウイークが始まります。実はこの連休の過ごし方が非常に重要です。なぜならこの連休が終わった後に、学校の授業が本格化するからです。4月の授業の進み方は、1年の中で一番ゆっくりしています。新しい学年に入って慣れないことが多く、学習のペースを緩やかにすることで、学校生活にうまくなじめるようにしているからです。 しかし、連休が終わると、学校の授業はどんどん勢いを増していきます。早い学校では5月に1学期のテストがあるため、年間授業量の4分の1にあたる量を消化しなければならないからです。当然、連休前に学習していたことは、充分に知っているものとみなされます。学校にはこの時期、いちいち復習に時間を充てられるだけの余裕はありません。さらに中2や中3であれば、前学年の2月以降に学習したことがテストに出題されるので、復習しておく必要があります。連休になると、どの部活も本格的に活動が始まります。部活に没頭しすぎて、気付いたら連休が終わっていることが多々あります。無意識にぼんやり過ごしていたら、確実に時間だけが過ぎていきます。どのようにしたら、有意義な過ごし方ができるのでしょうか。 難しいことではありません。普段と同じ習慣を続けてください。4月までの生活スタイルを続けてください。まずは生活リズムを変えることなく、早寝早起きを心がけましょう。そして、学習ではhakken.の教室と同様に、ヒントを何も見ずに、すらすら答えられるまで学校のワークをやってみましょう。瞬発的に解くことができるまで鍛えた問題は、必ずあなたの力になっているはずです。hakken.の授業では連休明けから順次、テスト対策へと切り替えていきます。研修旅行や修学旅行で学習の時間が取れないのも、この時期の悩ましいところです。早め早めの対策で、万全の準備をしていきましょう。みなさんの1学期の飛躍を期待しています。

教室便り1704号 受験に向けた計画
高校入試は1月~3月に行われます。受験直前になってあわてないためにいつ何をすればよいかを抑えておくことが大切です。それぞれの地域によって異なりますが、三重県の中学3年生のスケジュールは例年このようになっています。時期主なスケジュール7月 ~ 11月私立、公立学校説明会11月中旬定期テスト実施後、私立、三重県公立前期選抜の内申点確定12月上旬私立、三重県公立前期選抜 受験校決定1月上旬 定期テスト実施後 三重県公立後期選抜の内申点確定1月中旬~2月上旬私立高校入試2月中旬三重県公立前期選抜2月下旬三重県公立後期選抜 受験校決定3月上旬三重県公立後期選抜 4月~8月の取り組みこの時期はまだ部活動もあり、勉強とうまく両立していく必要があります。基本的にはこれまでと同様に定期テストの内容を中心に勉強をしてください。受験に向けて、1~2年生の復習に取り組み始めます。夏休みの終わりまでに、基本~標準レベルの問題であればどの範囲の問題も解けるようにしておくことが必要です。また夏ごろから学校から各私立、公立高校の説明会の案内が来ます。少しでも受験する可能性のある高校の説明会は積極的に参加してください。実際に高校へいくことで、受験生としての実感もわきやすくなります。気に入った高校が見つかれば、勉強の意欲も高まりやすくなります。この時期ならまだ内申点も上げることが可能ですので、今の点数で高校を探すのではなく、いきたい高校を見つけるために、説明会に参加してください。 実際に高校にいくときは、入学した場合を想定して、通学と同じ交通手段でいかれることをお勧めします。ほとんどの高校は今の通学時間よりも長くなりますので、実際通ってみて大変かどうかを体験してみてください。夏休み中にある程度受験校は決めておくとよいでしょう。 8月~12月の取り組み部活動も終わり、受験勉強も本格的に取り組むことができる時期です。この頃から周りも受験を意識しだす子が多くなります。定期テストについては、結果が内申点に反映されますので、夏に決めた志望校に向け、どれだけ内申点が必要かを考えましょう。全教科もちろんしっかりと学習する必要がありますが、内申点を上げるべき教科を重点的に学習しましょう。 学校の懇談会などで内申点を上げるためにはどうすればよいかを質問しましょう。授業態度なのか提出物なのかテストの点なのか具体的に答えてくださる先生もいらっしゃいます。こちらから質問をしないと、内申点のことや、受験校についてのアドバイスもあまりされないケースもあります。懇談会の前に、学校の先生に聞いておくべきことを整理しておくことをお勧めします。また受験に向けて、1~2年生の基本~標準レベルの問題が復習できている子は、3年生のこれまで学習した内容の基本~標準レベルの問題を学習しておきましょう。 12月~3月の取り組み早いところでは、1月の中旬から私立の入試が始まります。3年生までの学習の復習が終わったら、12月ごろから受験校の入試問題を解いていきましょう。入試問題は時間を計って解いていきましょう。採点、見直しをした後に入試問題でできていない範囲の復習をしてください。復習がある程度終われば、次の入試問題を解いてみてください。入試問題をやるときのコツは、入試問題ばかりをするのではなく、入試問題をした後に必ず復習をすることです。そうすることで、入試問題で解ける問題が多くなります。 また入試問題によっては、中学校の内容を超えている問題が出題されます。私立の場合は概ね5~7割が合格点数になっている高校がほとんどですので、すべての問題を解く必要はありません。自分の今の点数と合格点数を照らし合わせて、あと何点必要かを考えましょう。公立の場合も同様に、自分の受験校に必要な点数を考えて、どの問題は解けなければいけないかを考えましょう。 以上が標準的な中学3年生で取り組むことです。受験は本人のがんばりはもちろんですが、本人はどうしても目先のことにとらわれがちになります。ご家族のサポートがあってこそ受験は成功するものです。悔いの残らないよう健康面、精神面もサポートをしてくださることをお願いいたします。

教室便り1703号 中学校は小学校の延長ではない
この春からいよいよ中学生です。新しい学校への進学を目前にした今、hakken.がお伝えしたいことがあります。 それは、中学校は小学校の延長ではないということです。学習に関して言えば、その進度と内容に大きな違いがあります。それを実感できるのが定期テストです。 中学校になると、テストは大きく年に4~6回実施されます。したがって、1回のテストで教科書の15%~25%にあたる分量が出題されます。小学校の教科書より3~4倍になった教科書の内容を、わずか数回のテストで勝負を決めます。さらに、授業の中で重要な事柄を教えてくれますが、小学校のときのように、先生は繰り返し同じことを説明してくれません。また教科書の隅に書いてあることや、ワークのみに書いてあることも、テストに出題されます。小学校のときに100点をいつも取っていた子であっても、中学校になったら平均点(およそ60点前後)以下しか取れなくなったというケースは、珍しいことではありません。 中学校で満足いく点数を取るためには、大事なことを自分の力でつかみ取る力、それをいつまでも記憶にとどめておく力、必要なときにいつでも必要な情報だけ引き出せる力、といった力が必要です。 hakken.のカリキュラムは、それらの力が自然と身につくように工夫されています。予習を中心とした学習により、中学校の速いペースにも対応しながら、重要な事柄に的を絞った効率的な学習を進めています。テスト期間中は、すでに学習したことの復習を行いながら、さらに難易度を上げた細かな知識を必要とする問題にも取り組んでいきます。 このカリキュラムをうまく活用するためには、中学生になったら今までと同じペースではいけないという意識が必要です。意識を持ったうえでhakken.の課題に日々取り組んでみてください。きっと、充実した中学校生活を送ることができるでしょう。hakken.はみなさんの頑張りに応え続けます。