会長コラム(3ページ目)
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会長増田好子のコラムVOL.40 学校の学習進度
新型コロナの影響で、学校の学習進度は様々です。ある中学校では、休校中に動画で学習したものは、すでに理解しているものとして進んだり、学年の最初から学習は進めているものの異常に進度が速かったり、又小学校では、小学1年生にも関わらずたくさんの宿題が出て、子どものやる気が損なわれたりしています。 東京都立高校の入試内容が発表され、中3生の学習内容の一部が除外されるもようです。国語では中3の漢字、数学では三平方の定理、英語では関係代名詞などが除外されるようです。東海地方でもこれに近い内容が高校入試から削除されることになるのではないかと思われます。9月入学の話もとん挫したこともあり、学校での子どもたちの負担とこの先の学校教育にこのうえない不安がつきまといます。 おかげさまで、先取りが得意なhakken.の学習においては、例年通りほとんどの子どもたちは無理なく学習を進めることができています。徹底した演習中心の学習のため、例年通りの進度と学習の習熟度を保っております。不安なことは、各教室の校長にご気軽に相談ください。お待ちしております。こんな時だからこそ、お子さまの良いところ・少しの成長・普通にできているところ、ねぎらいの言葉などを、笑顔で声に出して伝えてあげてください。おうちの方の笑顔やプラスの言葉は、ストレスを緩和し、子どもたちのやる気につながります。 「学校に毎日行けていることが安心だわ。」「授業時間が伸びて大変じゃない?よく頑張っていると思うわ。」「今日も元気そうね。うれしいわ。」「~してくれてありがとう。」などなど。

会長増田好子のコラムVOL.39 コロナに負けない学習法をめざして
新型コロナによる国の緊急事態宣言が発令され、最初は経済のことばかりで、子どもたちの教育のことは、一切語られませんでした。4月頃に9月入学のことが話題になっていましたが、今(5月9日現在)もなお、教育に関しては、これといった対策も取られていません。私たちhakken.に、何ができるかを試行錯誤し、宿題の出し方を工夫し、オンライン学習の導入など、できることを少しずつやってまいりました。まだまだ、不十分なところもありますが、個々が知恵を絞り、できることを重ねていくことが私たちhakken.の役目だと思っております。 数ある個別指導塾の中でも先取り学習が得意なhakken.です。「誰もが自学自習ができる教材」を目標に教材を作成していますが、お勉強が苦手なお子さまにも、自学自習できる教材とは、まだまだ言えないものがあります。しかし、今回の緊急事態宣言に伴うhakken.の休校中に、hakken.教材を使い、自学自習で先取り学習をしている生徒の報告が多数、私のもとに届いております。今後、新型コロナ流行の第2波にも備え、学校の授業が進まずとも、hakken.では、予習をしっかり進めていきます。今年度は小学生、来年度は中学生の教科書が変わるため、3月4月は小学1年生が自学自習できる算数教材を作成、4月5月で小学生でも自学自習できる英語教材の作成に取り組んでおります。5月からは各教科の教材の作成に従事します。そこで、今以上に自学自習を意識した教材を作成してまいります。hakken.教材作成部でも、教材でお子さまの学習をバックアップしていきます。

会長増田好子のコラムVOL.38 学習における「思考力」
お勉強が大(・)得意(・・)なお子さまは、難問もすらすらと解いてしまいます。解き方の手順としては、① 頭の中にいろんな情報を置き、② それらの情報の中から必要なものを選択し、③ つないだり、作りだしたりして、問題を解いていきます。これが一般的に思考力と呼ばれるものです。ではどのようにすれば、思考力を身につけられるのでしょうか。それはまず、❶ たくさんの情報をインプットすることです。手段としては読書や繰り返し学習による学習の定着があります。ただし、学年が上がるほどに、身につけなければいけない情報も数多くなるため、できるだけ短時間で知識を得る工夫が必要となります。短時間で情報を得ることを訓練していくと、ある時期からどんどん知識を得るために必要な時間が短縮され、その結果、言うまでもなく得られる知識量は格段に増えていきます。hakken.が、学習枚数(作業力)にこだわりを持つ理由は、ここにあります。次に❷ 記憶の容量を増やす訓練もまた必要となります。これは、1度に覚える(暗記力)内容を徐々に多くしていくことと、自分は、覚えたものを1週間で忘れるのか、1か月で忘れるのかを把握し、忘れない(定着力)訓練をすることです。hakken.が、繰り返し学習を重視する理由が、ここにあります。まずはこの2つを訓練することで、思考力への道がかなり開けてきます。実は、勉強以外でも思考力は養うことができます。それは、自主的に行動することです。自分で考え、工夫し、失敗を繰り返し、また考え、工夫する繰り返しが思考力を育てるのです。親御様がこまめにお子さまに手を貸しすぎる環境があるとしたら、それは思考力を育てるための訓練に反してしまうため、できるだけ自主的な行動を促してください。

会長増田好子のコラムVOL.37 努力を継続するために必要なこと
努力を継続できるお子さまと、できないお子さまの違いを表にまとめてみました。 項目努力を継続できないお子さま努力を継続できるお子さま目標今が100%の力としたら、150~200%の目標を立てる 105~110%の目標を立てる継続①やってダメならすぐに止めてしまう やる内容の難易度を下げる継続②1~2日出来なかったら止めてしまう またやり始める心情①決めたことを行動するまでに「やる気」を必要とする 「やる気」には関係なく、時間で動ける心情②できないと落ち込む 落ち込まない 思い当ることは、おありですか?学校の先生から「規則正しい生活をしましょう。」「生活習慣が、規則正しく身についている子は比較的成績が良い」などという言葉を聞くことが多々あると思いますが、それは心情①の項目に関係するからです。起床から始まり、食事の時間、~の時間など、時間単位で動いているお子さまは、行動するとき、比較的「やる気」を出さずとも、行動が起こせるからです。目標に関して、今が100%の力としたら、105~110%の目標なら、容易に達成できそうな気がしませんか。継続することに慣れないお子さまは、101%だって大丈夫です。できるようになったら、増やせばいいのですから。そして継続の大きな要因として、達成感の積み重ねがなければ、継続は難しくなります。お父さま、お母さま、お子さまに110%以上のことを要求していませんか。継続が苦手なお子さまほど、要求のパーセンテージを下げなければいけないことがわかって頂けたと思います。それにはまず、お子さまの現状をよ~く観察していただく必要があると思います。

会長増田好子のコラムVOL.36 自己肯定力を育てる
お子さまは愛されている実感を持つことで、気持ちが安定し、自己肯定力が育っていきます。自己肯定力の強い子は、何にでもチャレンジでき、くじけることが少ないように思います。では、どのようにお子さまに、親御さまの愛情を伝えればよいのでしょうか。それは、言葉や態度で示すことです。「大好き」、「ありがとう」、「あなたのこと大切に思っているよ。」などなど、笑顔でボディタッチしながら、ストレートにそのままを伝えていただくことです。親御さまがお子さまを愛してみえることは「言わなくてもわかっていること」ではありません。肯定的な言葉が、どれほど心が温まる言葉なのかは言うまでもありません。特に思春期のお子さまには、いろんなことに効果的だと思います。お子さまが悩んでいるときも、自信を無くしているときも・・・。いろいろな場面でお子さまは、深層心理で「あなたのことを大切に思っています。」という言葉を欲しています。この言葉かけでお子さまの自己肯定力は確実に上がっていきます。その言葉をお子さまにかけるとき、手を肩に置くとか、背中に触れるとかのコミュニケーションを添えると、効果は倍増します。人間はいつからだって、成長し変わっていく能力を持っています。

会長増田好子のコラムVOL.35 信頼関係を作る‼
信頼関係といっても色々なものがあります。ここでは、お子さまに学習を今以上にすることを提案をし、大人の言い分を受け入れてもらうための信頼関係についてお話を進めます。それは、「有言実行」です。つまり口に出すことと行動が一致することです。例えば、① お子さまが何か欲しいものがあって、1度は、ダメと言う。しかしその後、お子さまが執拗にほしいとせがみ、仕方なく与える。これはお子さまにとって得をすることなのですが、大人への信頼はなくなってしまいます。② お子さまにできてないことがあって、それを注意します。しかし、大人も同様にできていない場合、大人への信頼はなくなってしまいます。③ お子さまに今以上の努力を強いるとき、大人も同様に努力する姿を見せることが大切です。お子さまは、大人の言動を厳しくチェックしています。少しのウソも、ごまかしも通用しません。大人は、それに答えられるよう努力する必要があります。私は「凛として」という言葉が好きです。「凛として」とは、態度や様子が引き締まっている様子やしっかりしている様子のことですが、もともと怠け者の私は、自分を見張っていないとすぐに怠けたり、逃げたりしてしまうため、理想の自分を常に頭において行動することを心がけています。「親の背を見て子は育つ」ということわざがあります。指導者も同じで、お子さまに自分の姿勢を見せることが、お子さまを指導する必要条件だと考えます。今年もhakken.は指導者一丸となり、お子さまの指導にあたります。

会長増田好子のコラムVOL.34 お子さまの自主性を育てるための親離れ・子離れ
お母さま : 食事に家族みんなで行くよ。お子さま : 僕は、家にいる。お母さま : 何も食べるものないよ。お子さま : 大丈夫、何か作って食べるから。お母さま : 材料もないよ。お子さま : 大丈夫だって、ほっといてよ。 よくお見受けする会話だと思います。自主性を尊重するなら、ここはお子さまを一人で置いていきます。親御様としては、何も食べるものがないから心配です。 よくあるパターンが、お母さま : じゃ、もういいわ。もう行かない。 険悪ムードになり、お子さまがイヤイヤ行くか。みんなが行かないか、になります。 ここは、お母さまがお子さまを心配する気持ちを我慢して、お子さまを一人おうちに置いて、行くことが正解です。お子さまを一人で置いていく罪悪感は、お子さまの自主性を育む妨げになります。 個々の意見があって、個々の行動があっていいのです。お子さまが自立する第一歩、お母さまが子離れする第一歩です。お子さまの自主性を育むことを目的とするなら、大切なことは、 ① 無理強いしないこと。いやなことは「イヤだ」といえる環境を作ることが大切です。 ② お子さまのことはお子さまが決めること大人が決めたことに従っているとき、お子さまは、行動では従っていても、頭の中や心は従っていません。 学習面において大人が決めたことに従っているお子さまは、頭を使わず、勉強が作業になっている場合をよく見受けます。「なぜこうなるのか。」を考えて学習していないのです。したがって学習効率がとても悪くなります。自主性は、お子さまが成績UPを目指すときとても大切な必須事項です。

会長増田好子のコラムVOL.33 ほめる効果と弊害
ほめることはいいことなのに、弊害?そうなんです。 例えば①「~くんは、すごいね。」②「~さん、上手だね。」③「~ちゃん偉いね。」これら3つの共通点は、努力や行動をほめていないことです。このようなほめ言葉は、努力しないことを奨励しているのと同じことになります。ほめてもらうことが当たり前、努力はしない。本来お子さまを「ほめる」目的は、やる気を出させるためのものであったはずなのに…。 では、どのようにほめるのがいいのでしょうか。①「~くんは、前は・・・だったのに、今は・・・ができるようになったね。すごいよ。」②「~さん、毎日の練習の成果が出てきたね。上手になったね。」③「~ちゃん、いつもお手伝いしてくれて、ありがとう。」これら3つの共通点は、行動や努力をほめていることです。また、「ありがとう」をほめ言葉に入れているのは、「ありがとう」ほど最高のほめ言葉はないからです。「ありがとう」って言われると誰だって嬉しいものだと思います。 今の若者は、弱い・きつく言うとすぐくじける、プライドだけは高い、などと言われています。これらは「ほめる」ことの弊害ともされています。本来やる気を出させるためのほめ方とは、相手をよく観察し、変化を見つけ、感動と共に相手に伝えることだと思います。「言葉」は私たちが考える以上に、影響力があります。ぜひ「言葉」の使い方にたくさんの気を使って、お子さまに投げていただければ幸いです。

会長増田好子のコラムVOL.32 子どもの自己肯定感を高める方法
自己肯定感が低いと、自分自身を否定的にとらえてしまいます。 例えば 自信をもって行動できない 他人にきつく当たってしまう 新しいことにチャレンジしない 努力することができない(我慢ができない) マイナス思考になりやすい 他人の評価が気になるなど否定的にとらえてしまいます。 そうなる原因は本人の性格だけでなく、周りの環境や人間関係も大きく関係しています。特に年齢の低いお子さまになればなるほど、親の影響は大きいです。親を含めた周りの人間がお子さまとどのように接するかが、お子さまの自己肯定感に大きな影響を与えます。お子さまと接するときに子どもの自己肯定感を高める3つのプロセスがあります。それは、 ① お子さまの興味を知ること。 ② お子さまが何を求めているかを見つけること。 ③ お子さまにお子さま自身の変化を伝えていくこと。この①~③を実施すれば、お子さまの自己肯定感は高まっていきます。 ①お子さまを観察すると、何に興味をもっているかがわかると思います。その興味の対象について、会話をしたり、遊んだりします。そうすれば子どもは、そのように接してくれた大人に関心をもってくれます。 ②会話や遊びの中で、お子さまが大人に何を求めているかを見つけます。「私を1番に見て」とか「僕は・・・に自信があるの、ほめて」とか、「私は自信がないの」とか・・・。それがわかれば、そのお子さまが求めていることをします。「私を1番に見て」という子どもには、いっぱいお話を聞いてあげます。「僕は・・・に自信があるの、ほめて」という子どもには、いっぱいほめてあげます。そして、「私は自信がないの」という子には、いいところを探してほめてあげます。子どもは、認めてもらうことを望んでいます。 ③会話や遊びの中で、「できたこと」「さっきより上手になったこと」を見つけて、どんどん伝えてあげます。さっきの自分と比べて、昨日の自分と比べて、変化したことを伝えていきます。同じことを何度でも、何度でも伝えてあげます。そうすれば子どもは、どんどんできないことにチャレンジし、努力し始めます。 実はこれらの方法は大人にも効き目があります。誰でも、自分の存在を認めてもらったら嬉しいですよね。だからどの人にも、このように接していただけると人とのコミュニケーションがうまくいきます。ここで一つポイントがあります。子どものやる気は、ほめ方によるものが大きいと思います。ほめるときは、行動をほめること。決して素質など努力しなくてもいいものは、ほめてはいけません。努力しなくてもいいものをほめると、努力しない、チャレンジしないことを促進してしまう可能性があります。

会長増田好子のコラムVOL.31 オンライン英会話体験記
1月からオンライン英会話を週1回受講しています。夏は冷房の効いた部屋でレッスンを受けていますが、25分のレッスン終了後には、汗びっしょりです。近年こんなに集中する25分はないのではと思いつつ、楽しく受講しています。 テキスト学習はもちろんですが、フリートークもあり、今日は何話そうか、何を聞かれるだろうかと、下準備をするのも楽しみの一つです。仕事をリタイアしたらレッスンの回数を増やして、老後にも前向きな自分をつくっていけるのではと一人でほくそ笑んでいます。 また、NHKラジオの基礎英語1~3も聞いています。教材づくりのためと、お子さまにも勧めているので、まずは自分が実践しなくてはという気持ちもあってですが、これが実にいい。 内容も楽しく、小学生や中学生が楽しく聞ける内容で、ストーリーの展開も次はどうなるかと興味津々に聞いています。 このラジオ英会話で長文読解力がついたというお子さまもたくさんおみえになりますので、ぜひ試していただければと思います。私は、通勤の行きかえり、車の中で聞いています。アプリがあるのもとても便利です。 回を重ねるごとに聞き取りにくかったネイティブの発音が、聞き取れるようになっていることを実感し、ここでまたほくそ笑む自分と遭遇します。 長寿時代に突入で、何もしない時期を過ごすのがとても不安でしたが、英語学習が、前向きに生きるための一つのアイテムになり、とても幸せです。 しかしながら、今はまだやりたいことがたくさんあります。その1番が教材を通して、お子さまの学力UPを図ることです。今は、年々教材の精度が上がっていることを実感しながら教材づくりに励んでいます。まだまだこのままでは終わりたくない私です。

会長増田好子のコラムVOL.30 スーパー先取り‼=成績優秀
今の中学生で1番先取りできている生徒さんは、中1で中3の英語の内容がもうすぐ終わります。年に何人かこのような生徒さんがおみえになります。 スーパー先取りをしている生徒さんたちは、進められるだけ進み、定期テストの2~3週間前からテスト対策を行います。当然良いテスト結果を出してくれます。 もちろん、受験期にも余裕をもって学習を進めるため、レベルの高い高校に入っていかれます。 こういうスーパー先取りができるお子さまは、hakken.が導いている場合も多いですが、入会時にスーパー先取りを希望してみえる方もおられます。 例えば、「東大合格を目標にしているから、2年生までに中学生の内容を終えることができますか?」と言ったお申し出です。当然可能です。また、hakken.では年々教材の精度が高くなり容易に先取りができる状態にもなっています。中学受験を目標に先取りを希望されている小1生もみえます。 なぜ先取りがいいのでしょうか。それは、学習に余裕が持てることはもちろん、先取りによって、生徒さんの学習能力の壁が見えやすくなります。その壁を、余裕をもって超えられ、壁を超えることにより能力UPができるからです。「小学校の時は、良くできたのですが」「中1までは良くできたのですが」などのお声を聞きますが、これは能力の壁を超えることができなかったからです。 だから、年齢が低いほど、その子に合った学習をすれば、能力の壁が容易に突破できるのです。もちろんやり方があるので、素人さんや、家庭学習を重視するやり方だとヤル気を損ねる場合もあります。興味のある方は、ぜひhakken.にお気軽にお尋ねください。

会長増田好子のコラムVOL.29 夏休み本番
夏休みの宿題は、計画通りに進んでいますか?9月に入ると、すぐ定期テスト・実力(宿題)テストの学校が多いです。お盆休みまでに宿題を済ませ、お盆過ぎからは、テストや2学期に向けての学習を始めましょう。そして、1週間ごとに、自分の生活(起床・就寝時間を基にした規則正しい生活、学習時間の確保)を見直し、夏休み前の生活リズムが壊れないよう努めましょう。 2学期は学校行事も多い上に、学習内容もみなさんが苦手とする内容が多く、学校の授業も速度を増します。また夏休みで生活がだらけ学習習慣が乱れがちになり、2学期で急に成績が落ちる生徒が続出します。 お盆が過ぎたらもう2学期が始まるものと考え、計画を進めましょう。小学生は、7月中に宿題が終われるよう、hakken.の夏休みの宿題学習にぜひ参加ください。 小学生は、特に親御様のご協力が必要です。お子さまをよく観察し、タイムリーに言葉をかけてあげてください。子どものちょっとした成長行動をお子さまに伝えてくださると効果が大きく違ってきます。

会長増田好子のコラムVOL.28 学力 が確実に落ちる!! 夏休みの過ごし方を工夫しよう‼
スポーツ選手は、毎日毎日練習を重ね、筋力も高めていきます。1日休むと取り返すまでに何日もかかるそうです。 勉強も一緒で毎日学習していけば学力は高まりますが、休むとそれらの力もスポーツ選手の筋力と同じように落ちてしまいます。筋力の場合は落ちたことがわかりやすいのですが、学力は落ちているかなかなかわかりません。 私どもがお子さまをお預かりして、「学力が落ちる」ことを痛切に感じるのが夏休みです。 理由は① 1日に5時間もの学校での学習がなくなること② ①に伴い家庭学習の時間も必然的に少なくなるからです。 学力を落とさず、2学期を迎えるためには、① 学習時間を確保する ② 効率の良い学習をする同じ学習時間でも中身が伴わなければ、時間の無駄使いであり学力UPは望めません。hakken.の学習をぜひご利用ください。 ③ 集中して学習するただ時間だけ多くしても、集中できない癖はスキルを低下させます。 ④ 起床時間、就寝時間を学校があるときと同じように決めるただし、今までがきちんと決まっていなかった子は、これを機会に決めてください。 ④がきちんとできて初めて、①~③ができます。 続けるコツは無理な計画を立てないこと、1週間ごとに計画を見直すことです。できたことをお子さまに毎日伝えてくださると、続けられる可能性が高くなります。ご協力よろしくお願いいたします。

会長増田好子のコラムVOL.27 「目標は高く持て」と言うけれど
長期目標は高く持つことは大切です。計画倒れになりやすい人のほとんどは、目標が高すぎる傾向にあります。特に勉強に関しては目標を低く設定した方が、実現する可能性が高くなります。 計画通りに物事を運ぶのが苦手な人ほど、少し努力すればできることを短期目標にすべきです。 例えば、数学(算数)のテストで70点を取っているなら、① 次は75点を目標にします。 ② そのために、前回のテストを見て、何で間違っているかをチェックし、何をするかを決めます。 この場合ほとんどの人がパッと見って、「応用問題ができていない。」と結論を出しますが、応用問題に手を出していいのは、すでに、85点以上取れている人です。計算ミスで落としていないか、基本問題で落としていないか?5点UPなら、計算ミスだけで5点UPできます。 ③ 何をするかが決まったら、それは何時間かかるのか(かかるだろう時間+α)を考え、何日間でやるのかを決めます。この場合も無理な計画は立てず、「今自分がやれていること+少しの努力でできる」計画にします。 ④ そして実行。1日目実行して、計画を見直します。余裕でできたら、このまま続けます。できなければ、計画を見直します。こうして実行すれば、達成感が生まれ、次のステップに行くことができます。達成感の積み重ねが、自信が持て、やる気につながっていくのです。 「向上するためには、自分を知ることが大切」と耳にされたことがあると思いますが、①~④を繰り返すことで、自分を知ることも可能になります。子どもを伸ばすとき、とても大切なことです。

会長増田好子のコラムVOL.26 怖~いゴールデンウィーク‼
指導者の立場からゴールデンウィークを考えると、こんなに怖~い期間はありません。理由は2つです。 ① 4月に覚えたことを忘れる生徒が8割以上います。ゴールデンウィーク明けの1回目の学習は、ミスだらけ。前回やったことが全く覚えていない生徒が続出します。 ② せっかくついた集中力が続かなくなります。ゴールデンウィーク明けの1回目の学習は、集中力が続かない生徒が続出します。 ゴールデンウィーク明けにテストがある学校も多く、せっかく高得点を取れるチャンスを逃してしまいます。 ゴールデンウィークこそ規則正しい生活をしよう‼ 1.起きる時間と寝る時間を決め、実行しよう。夜更かしが生活リズムを乱し、学習にも大きく影響を与えます。 2. 学習時間を決め、実行しよう。学校があるときは、授業があるため、いやおうなしに頭を働かせます。しかし授業がない、家庭学習もない生活は必然的に今までつけた能力を下げてしまいます。スポーツ選手が1日休むと、その1日を取り戻すために何日もかかるのと一緒です。集中力・暗記力・作業力・定着力が落ちるのは当然です。特に、暗記力、定着力への影響は大きいのです。ぜひ学習時間を確保してください。

会長増田好子のコラムVOL.25 hakken.の校長・オンライン英会話を始めています。
子どもたちに先駆けて、2018年12月よりhakken.各校の校長もオンライン英会話を始めています。目的はオンライン英会話を体験し、お子さまに英会話の楽しさをより詳しくお伝えすることためです。 私も週1回木曜日の15時より25分間楽しく、やっています。30分前に予習をしており、文字を見て、紙面で英語を見るのとは全く違って、簡単な文も聞き逃し、「Sorry. More slowly.(申し訳ございません。もっとゆっくり話してください)」の連発です。でもこれが実に楽しいのです。 会話の内容も事前に用意しておき、外国人の先生と話します。たのし~い‼当たり前ですが、週1回だとやはり日本語が主になり英語に耳が慣れることが難しいのも現状です。そこで、NHKラジオの基礎英語1・2をスマートフォンで聞いています。恥ずかしながら、これも紙面に書かれた内容はわかっても、なかなか耳だけで詳細な部分までは難しいです。会話だと、当然知らない単語も出てきます。しかしながら徐々にわかることが増えてくるのが実感できます。それがまたうれしくて、うれしくて。私は今62歳「100歳まで生きる」時代がもうすぐそばまで来ています。現在は、仕事の関係で毎日オンライン英会話を受講するのは難しいですが、リタイアしたときには毎日、オンライン英会話と筋トレをしたいと思っています。今hakken.が皆様に提供させていただいているオンライン英会話は、オンライン英会話では珍しく、担任制です。内容も学校の内容に合わせており、普段の学習との相乗効果がでやすいです。またマンツーマン指導なのに一般の英会話より安価です。ぜひお子さまもおうちの方もトライしてみてください。

会長増田好子のコラムVOL.24 お子さまをうまく導けていますか?
子育て相談をお受けして思うことは、親子間で核心に触れた会話がなされていないときが多いことです。 ①お子さまを叱るばかりで、お子さまがなぜそうしたか、なぜそうなるか、をしっかりと話し込んでみえなかったり、 ②子どもの口約束ばかりの繰り返しで行動がチェックできていなかったりしてみえませんか? ①子どもを叱るばかりは、子どもが自信をなくし、やる気をなくす悪循環を生むばかりです。これは大人が、子どもの行動をほめるスキルを身につける以外に方法はありません。年間100人以上の生徒さんを40年間見せていただいた経験から断言できます。 否定や禁止は足かせを加えるばかりで、子どもの身動きを封じ込めるため、子どもはどのように行動すればいいかわからくなり、努力もチャレンジもしなくなっていきます。反対に行動をほめることは、「ほめたことはしていいよ」と言われているように子どもはとらえ、ほめられたことを繰り返すようになります。したがってほんの少しの良い行動をほめることで、努力を重ね、進歩し続けることを子どもは覚えるのです。 ②子どもはワークを2ページ学習すると約束していたにもかかわらず、できていない様子。そんなとき、大人は「どうしたの?ワークできていないようだけど」と子どもに問いかけると子どもは「このところ部活が忙しくてできてないんだ。日曜日にまとめてするよ」 しかし、日曜日少しはしているようだけど、ノルマは果たせてない様子。そこで大人は「できた?」子どもは「2ページやったよ。ただ、わからない問題がいっぱいあったから、明日友達に聞くよ」このような口約束の繰り返しで、実際ワーク学習は進んでいきません。大人は、子どもの口約束に期待を持ち、何の問題も解決できていないケース。こんな場合はできなかった最初の日が肝心で、なんでできなかったか、どうすればできるかをお子さまと具体的に話すことが大切です。チェック項目は①目標は高くないか。②できない場合どうするかを決めます。この子どもは、おそらく毎日学習が苦手で決めたことが実行できない癖があるのだと思われます。例えば1週間で2ページ、それでできなければお母さんと土曜日の20時に一緒に学習することを提案します。とにかく約束は、必ずできることを約束することが肝心です。

会長増田好子のコラムVOL.23 行動や努力をほめる⇒やる気が出る
ほめること=認める(承認する)ことです。結果よりも過程をほめることで、やる気は出やすくなります。ただし、一度ほめるだけでは効果は少ないです。継続的にほめることでやる気はどんどん出てきます。 子どもを成長させるためには、時間がかかることを覚悟し、気長に待つことが大切です。方法は① 子どもを観察する② 子どもが受け入れられることに限定し目標を与える③ ほんの少しでも成長が見えたら、行動や努力をほめる①~③の繰り返しで子どもは必ず伸びます。 子どもの成長にかかわるとき、忍耐と早急な結果を求めないこと、ローステップの成長を見逃さないことが必要です。

会長増田好子のコラムVOL.22 郷に入っては郷に従え
私事ですが、年を取るに従い身体的な不安が重なり、子どもには迷惑をかけないという私の信条を実行するため、4か月前から筋トレに通い始めました。 トレーナーの熱心な指導のおかげで、日に日に成果が現れています。私はどうしてもhakken.の代表の職業病から、プライベートでもトレーナーの言動やジムのシステム、筋トレに通っているお客さんたちの言動を観察し始めます。 このシステムは、すごい。あのトレーナーの言動はお客さんをやる気にさせる。など評価し、いいものはhakken.に取り入れようと、何度となく会議で筋トレの話を持ち出します。 また「これはいい機会だから、お客さんの立場になって、ジムやトレーナーの評価をしてみよう」と、筋トレ以外にもとても楽しくジム通いをしています。 そして、成果を出すためにはトレーナーの言うことを素直にできるだけ全部聞き入れようと、いわば優等生的にジム通いをしています。たとえばプロテインを飲むといいよ。と言われれば、プロテインを飲み、このマシンはこのように動かすともっといいよ。と言われれば、その様にします。 せっかく通っているのだから短時間で最大の効果を得ようと思っているからです。「郷に入っては郷に従え」です。自分の固定観念を捨て、まずは従ってみる。それが最大の効果を生むことを、私はhakken.の生徒さんから日々学んでいるからです。 hakken.に通って下さっている生徒さんも、こちらの提案を素直に聞き入れてくれる生徒さんほどよく伸びます。学習の仕方、長期休みの過ごし方、学校ワークの学習の仕方などです。hakken.の学習も筋トレも回を重ねれば、成果が出ます。「郷に入っては郷に従え」方式を能動的に取り入れて頂けたら、効果は最大限に出てきます。ぜひ、積極的にhakken.の学習を進めて頂ければと思います。

会長増田好子のコラムVOL.21 子離れ
子離れは子どもの成長においてとても大切です。ですが、子離れとはどうすることなのでしょうか? なかなか難しい問題ですが、一つの見方として、子離れをすること=子どもの状況、心情において親が知らない領域が増えるということです。 親は、子どもが話したがらないことは聞かず、観察する。相談されたことには答えるが、あまり言い過ぎない。子どもの判断を信じ、見守る。子どもに起きた出来事に一喜一憂せず、子どもの心情を考え、子どもの意見を尊重し、子どもが助けてほしい部分だけ助ける。子どもが子ども自身の成長につながる行動をしているかが大切で、そこができていればOKと考え、子どもに任せることを多くしていってください。そうすれば自然と子離れをしていけるはずです。 子離れは、なぜ大切か?それは、自分で考え自分で行動することを早い段階で覚えた子ほど自主性がつくからです。子どもが自立するまでに親が子どもに伝えなければいけないことは、ただ一つ自分自身を成長させるメソッドです。昔から言われる「魚は与えず、釣り方を教えよ」です。 ただ、勘違いしてはいけないことがあります。それは子どもそれぞれの興味対象があり、親が興味をもってほしいことと異なることが多いということです。 ほとんどの親御さんが小学生や、中学生の子どもに「勉強」を頑張ってほしいと思っています。だから、「勉強」で頑張っていないと、うちの子は自分自身を成長させていないと思われる方が多いです。他のことで前向きになっている姿があれば、それは「自分自身を成長させている」ことになります。それを認めてあげると、「勉強」でも向上心を持っていきます。まずは、子どもを観察してみてください。案外、おうちの方が思っている以上に子どもは、向上心をもっています。