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コラム(8ページ目)

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教室便り2005号 お手伝い習慣がセルフコントロール力を養う

お手伝い習慣とは朝新聞を取ってくる、朝カーテンを開けるなど毎日することを子どもに任せるということです。毎日お手伝いすることを嫌がる子も多いと思います。しかし、家庭を維持していくためには毎日することが大切です。毎日大人が洗濯、掃除、料理などの家事をしているからこそ、家庭が成り立っています。大人は嫌だからと言って家事をしない訳にはいきません。そういった毎日しなければならないことを当たり前のようにこなす力を養うために、毎日決まったお手伝いを子どもに任せていきます。そして、お手伝いを任せていくことで子ども自身がお手伝いをすることを工夫するようにもなります。例えば、手を抜くことも立派な工夫の一つです。ただ、工夫の仕方が間違っているだけです。お手伝いをすることで親が子どもに工夫の仕方を教える機会にもなります。時間の使い方もお手伝いの中で教えていくことができます。また、子どもを家族の一員として、家庭を維持していくために親がしていることを託していくことで責任感も生まれやすくなります。そして、子どもに家庭での役割を年齢とともに大きくしていきます。子ども自身も自分の家庭での役割を担うことで、自分の居場所、自分の重要性を感じやすくなり、自己肯定感も高めます。自己肯定感は主体的な行動を促します。そして、毎日決まったお手伝いをすることで、当たり前のことを淡々とできる。お手伝いの仕方を工夫する。時間の使い方を覚える。 ことができ、セルフコントロール力を養うことができます。セルフコントロール力が身につけば、勉強に取り組むことはもちろん、自分の行動を管理して自分の望む方向へ進むことができるようになります。
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hakken.教室コラムVOL.119 オンライン授業の流れ

1.アプリのインストール 「ZOOM Cloud Meetings」をインストールして下さい。  タブレット、スマートフォンの場合のインストール方法 https://zoom-support.nissho-ele.co.jp/hc/ja/articles/360021825472-%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%96%B9%E6%B3%95-iPhone%E7%89%88%E3%81%A8Android%E7%89%88-  PCの場合のインストール方法 https://zoom-support.nissho-ele.co.jp/hc/ja/articles/360022036391-%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%96%B9%E6%B3%95-PC%E7%89%88-   2.授業に参加 タブレット、スマートフォンの場合でご説明します。PCの場合、画面は異なりますが手順は同じになります。 ①ホーム画面の「Zoom」アプリを起動してください    ②「ミーティングに参加」を押してください   ③こちらからご案内するIDを「ミーティングID」に入力し、「参加」を押してください   ④こちらからご案内するパスワードを「パスワード」に入力し、「参加」を押してください     ⑤「ビデオ付きで参加」を押してください    ⑥インターネットを使用した通話を押してください    ⑦授業開始です。先生の指示にそって学習を始めましょう  2、オンライン授業を受ける前にすること ① 準備物の確認 学習した課題のプリント、筆記用具を用意しましょう。スムーズに質問できるように、分からなかった問題には付箋や、印をつけておきましょう。   ②授業の準備 オンライン授業を受ける端末(タブレット、スマートフォン、PC)を準備します。使用する端末にはカメラがついているものをお使いください。 ヘッドセットやマイク付きのイヤホンを準備します。端末にマイクが内蔵されている場合はイヤホンでも受講可能です。 受講時間になれば「2、授業に参加」の内容通りに端末を操作し授業に参加してください。  4、授業の流れ ① あいさつ 授業のはじまりはあいさつから始めましょう   ② 音声画像がつながっているか確認 講師から音声や、画像がつながっているかの確認があります。声が聞こえない場合、画像が映らない場合は講師の指示に従って操作を行ってください。 ③ 分からない問題の確認 授業の準備が整えば、学習した課題の中でわからなかった問題の番号を講師が尋ねるので答えましょう。  ④解説スタート 講師がわからなかった問題の解説をします。 例)Zoomのホワイトボードを使って解説   
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会長増田好子のコラムVOL.37 努力を継続するために必要なこと

努力を継続できるお子さまと、できないお子さまの違いを表にまとめてみました。 項目努力を継続できないお子さま努力を継続できるお子さま目標今が100%の力としたら、150~200%の目標を立てる 105~110%の目標を立てる継続①やってダメならすぐに止めてしまう やる内容の難易度を下げる継続②1~2日出来なかったら止めてしまう またやり始める心情①決めたことを行動するまでに「やる気」を必要とする 「やる気」には関係なく、時間で動ける心情②できないと落ち込む 落ち込まない 思い当ることは、おありですか?学校の先生から「規則正しい生活をしましょう。」「生活習慣が、規則正しく身についている子は比較的成績が良い」などという言葉を聞くことが多々あると思いますが、それは心情①の項目に関係するからです。起床から始まり、食事の時間、~の時間など、時間単位で動いているお子さまは、行動するとき、比較的「やる気」を出さずとも、行動が起こせるからです。目標に関して、今が100%の力としたら、105~110%の目標なら、容易に達成できそうな気がしませんか。継続することに慣れないお子さまは、101%だって大丈夫です。できるようになったら、増やせばいいのですから。そして継続の大きな要因として、達成感の積み重ねがなければ、継続は難しくなります。お父さま、お母さま、お子さまに110%以上のことを要求していませんか。継続が苦手なお子さまほど、要求のパーセンテージを下げなければいけないことがわかって頂けたと思います。それにはまず、お子さまの現状をよ~く観察していただく必要があると思います。
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教室便り2004号 中学校は小学校の延長ではない

この春からいよいよ中学生です。新しい学校への進学を目前にした今、hakken.がお伝えしたいことがあります。それは、中学校は小学校の延長ではないということです。学習に関して言えば、その進度と内容に大きな違いがあります。それを実感できるのが定期テストです。中学校になると、テストは大きく年に3~6回実施されます。したがって、1回のテストで教科書の15%~34%にあたる分量が出題されます。小学校の教科書より3~4倍になった教科書の内容を、わずか数回のテストで勝負を決めます。さらに、授業の中で重要な事柄を教えてくれますが、小学校のときのように、先生は繰り返し同じことを説明してくれません。また教科書の隅に書いてあることや、ワークのみに書いてあることも、テストに出題されます。小学校のときに100点をいつも取っていた子であっても、中学校になったら平均点(およそ60点前後)以下しか取れなくなったというケースは、珍しいことではありません。中学校で満足いく点数を取るためには、大事なことを自分の力でつかみ取る力、それをいつまでも記憶にとどめておく力、必要なときにいつでも必要な情報だけ引き出せる力、といった力が必要です。hakken.のカリキュラムは、それらの力が自然と身につくように工夫されています。予習を中心とした学習により、中学校の速いペースにも対応しながら、重要な事柄に的を絞った、効率的な学習を進めています。テスト期間中は、すでに学習したことの復習を行いながら、さらに難易度を上げた細かな知識を必要とする問題にも取り組んでいきます。このhakken.のカリキュラムをうまく活用するためには、中学生になったら今までと同じペースではいけないという意識が必要です。意識を持ったうえでhakken.の課題に日々取り組んでみてください。きっと、充実した中学校生活を送ることができるはずです。hakken.はみなさんの頑張りに応え続けます。
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hakken.教室コラムVOL.118 4歳の娘がオンライン英会話に挑戦中!

我が家では現在4歳の娘が、2か月前からオンライン英会話にチャレンジしています。はじめた頃は娘がipadをもって動き回り、自分のおもちゃを見せたがるなどをして、授業になりませんでした。我が家の場合、椅子に座るということが一番はじめの課題でした。2か月たってじっと椅子に座ることはできませんが、ipadをもって動き回る回数も少なくなりました。最近は先生が「Can you see me?」というのを真似して、ipadのカメラに映らないように隠れて、先生に「Can you see me?」と言ってかくれんぼのようなことをするのが気に入っているようです。根気よく付き合ってくれる先生には、頭が上がりません。 ちなみに自分が毎週オンライン英会話を受けている先生と同じ先生なので、自分のオンライン英会話の時に、娘の授業のお礼と打ち合わせをしています。娘には「オンライン英会話を途中で止めたくなったら、先生に止めたいと言ってね。」と伝えています。今まで途中で止めたことは2回あります。まずは楽しく続けることが一番で、本人が嫌ならすぐ止められるようにしています。そのことは私から先生にも伝えています。 娘と自分が同じ先生だと、意思疎通がしやすくとてもやりやすく感じています。試行錯誤を繰り返しながら、やっていきたいと思っています。
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会長増田好子のコラムVOL.36 自己肯定力を育てる

お子さまは愛されている実感を持つことで、気持ちが安定し、自己肯定力が育っていきます。自己肯定力の強い子は、何にでもチャレンジでき、くじけることが少ないように思います。では、どのようにお子さまに、親御さまの愛情を伝えればよいのでしょうか。それは、言葉や態度で示すことです。「大好き」、「ありがとう」、「あなたのこと大切に思っているよ。」などなど、笑顔でボディタッチしながら、ストレートにそのままを伝えていただくことです。親御さまがお子さまを愛してみえることは「言わなくてもわかっていること」ではありません。肯定的な言葉が、どれほど心が温まる言葉なのかは言うまでもありません。特に思春期のお子さまには、いろんなことに効果的だと思います。お子さまが悩んでいるときも、自信を無くしているときも・・・。いろいろな場面でお子さまは、深層心理で「あなたのことを大切に思っています。」という言葉を欲しています。この言葉かけでお子さまの自己肯定力は確実に上がっていきます。その言葉をお子さまにかけるとき、手を肩に置くとか、背中に触れるとかのコミュニケーションを添えると、効果は倍増します。人間はいつからだって、成長し変わっていく能力を持っています。
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教室便り2003号 成績を上げる方法

成績を上げる方法は2つしかありません。勉強時間を増やすか、勉強効率を上げるかの2つです。勉強時間を増やすことはとても大切です。しかし、勉強時間を増やすことは限界があります。そして、やる気や集中力などが伴わなければ、勉強時間を増やせば増やすほどその効果は薄くなっていきます。そのため、勉強効率を先に上げることが重要です。勉強効率を上げれば、同じ勉強時間でも成果が変わってきます。勉強効率を上げれば、少し勉強時間を増やすだけでも成果が大きく変わります。まずは勉強時間を増やす前に、勉強の仕方を見直すことをおすすめします。そうすれば、今やっていることが短時間で出来るようになり、同じ時間を勉強しても結果が出やすくなります。結果が出れば、時間を増やしてみようと自発的に思う可能性が高くなります。その状態になることで勉強時間を増やすことの効果が、最大限に発揮されます。まずは、hakken.でやっている勉強の仕方をお家でも真似してみてください。間違えた問題はその場で確認し、時間をおいてもう一度解いてみる。そして、できるようになるまで繰り返し学習してみてください。そのうえで時間を増やす場合、まずは今やっている勉強時間を延ばす。もしくは、勉強を始める時期を早くすることがおすすめです。どんなことでも0から1にすることはとても難しいことです。しかし、1できていることを、2や3にすることは、0を1にするよりもはるかに簡単なことです。具体的には、毎日10分勉強出来ているなら、その時間を15分、20分と増やしていきましょう。または、テスト期間だけ勉強しているなら、いつもより1週間早く勉強を始めましょう。まずは1日でもかまいません。だんだんできるようになれば、どんどん勉強し始める時期を早くしていきましょう。このようにどんどん増やしていけば、結果的にほぼ毎日勉強している状態になります。
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hakken.教室コラムVOL.117 中学生は理科・社会・国語こそ問題集を使った勉強を!

理科の計算問題が苦手。社会がなかなか覚えられない。国語の勉強の仕方が分からない。この記事では、理科・社会・国語の勉強の仕方ついてご紹介します。  理科・社会・国語の特徴これらの教科の学校の授業は、基本的に解説がメインの授業です。理科の授業であれば、現象や仕組み、実験について解説を聞きます。社会の授業であれば、地理、歴史、公民の内容について解説を聞きます。国語の授業であれば、小説、論説文、漢字、文法について解説を聞きます。そして、テストでは問題が出題され解答する方式です。しかし、数学の授業であれば、定理など解説を聞きますが、問題を実際に演習したり、解法の解説を聞くことが多く、より実践的でテストの内容と同じことを授業中に行っています。つまり、理科・社会・国語は授業中に問題演習をすることが少ないため、授業中にやっていることと、テストでやっていることに違いがでてきます。テストで点を取るためには、テストと同じ内容を練習する必要があります。問題演習を行い、できる問題を多くしていくことが、テストで点数を取るために必要な練習です。理科・社会・国語は授業で問題演習を行わないため、授業を聞いているだけでは、テストで点を取ることが難しい教科であると言えます。そのため、塾や予備校の授業では、どの教科でも問題演習や解法パターンの説明が多く行われます。まずは、理科・社会・国語の授業の特徴を知ることが重要です。理科・社会・国語は授業で問題演習をしない分、物理的な演習量が少なくなる傾向があります。そのため、理科・社会・国語は意図的に演習量を増やす必要があります。英語にも同じことが言えますが、英語は塾などで習っている生徒も比較的多く、教科の重要度が高いため自然と演習量が多く傾向にあります。理科・社会・国語のテストで点が取れない、勉強の仕方が分からない生徒の場合、共通点として、演習量が圧倒的に足りていない場合がほとんどです。実際、学校指定の問題集をどのくらい練習したかを尋ねると、1回通して問題集を練習しただけというケースがとても多いです。 理科の勉強の仕方理科の問題集を見て頂くと、同じページに同じような図や表が書いてあることが多いです。複数の問題集で同じ単元を見ても、同じような図や表が書いてあることがほとんどです。これは、ひとつの実験をもとに複数の問題が作成されているためです。そのため、理科のテストで点数を取るためには、この実験の手順、結果をしっかりと理解しておくことが重要です。理科の計算問題は解法パターンを覚えることが重要です。理科の計算問題に苦手意識を持っている生徒は多いです。一見難しそうに思うかもしれませんが、数学に比べれば問題の種類も少なく、解き方のバリエーションも少ないです。理科の計算問題が苦手な一番の要因は、練習不足です。多くの中学生が苦手意識のある電気、電流の計算問題の範囲でも、学校では問題演習をない場合がほとんどです。学校で練習していないことを、自分で問題集に取り組んだ時にいきなりできることは難しいことです。そのため、多くの生徒が苦手だと勘違いしてしまいます。しかし実態は練習不足が原因です。そのことを知っているだけでも、苦手意識は薄れ、練習に取り組みやすくなるはずです。 社会の勉強の仕方地理の場合は、国内であれば、北海道地方、東北地方、国外であれば、ヨーロッパ州、アジア州など、地域ごとに学習をしていきます。そして、地域ごとに、産業、特産物、地理的特徴、天候などの項目ごとに学習していきます。そのため、表を頭の中でイメージし、その表に各地域の、それぞれの項目を埋めていくように整理しながら記憶していくと、覚えやすくなります。歴史の場合は、大まかな歴史の流れを理解してから、ひとつひとつの用語を覚えていくと、覚えやすくなります。また、歴史の流れがよくわからない場合は、問題集の一問一答の問題から練習することをおすすめします。この一問一答の問題を繰り返し練習して、覚えていきます。ここで練習をするときのポイントは、問題文と答えをセットで覚えることです。例えば、聖徳太子という人物名だけを覚えても、テストでは問題に答えられません。必ず、どう聞かれたら、どう答えるかを合わせて覚えてください。この問題文も一緒に覚えることで「聖徳太子は何をした人物か」という記述式乃問題にも対応できるようになります。用語とその内容が分かってくると歴史の流れも分かりやすくなります。公民の場合は、制度、仕組みの理解が重要です。用語とその内容だけでは問題に答えられない場合があります。そのため、問題を解きながら制度、仕組みを理解していくことを意識しながら覚えていくことがおすすめです。図表をつかって覚えることも効果的です。 国語の勉強の仕方国語の場合は、定期テストについては国語も同じように問題集を繰り返し練習してください。定期テストでは、授業で扱った文章から問題が出題されます。文章が決まっていれば、想定される問題も自ずと決まってきます。問題集をしっかり練習すれば、似たような問題が出題される確率が高いので、解ける問題も多くなります。国語の勉強をするときのポイントは、答えの解説をしっかり読むことです。国語の問題を解くことは、答えの根拠を本文から読み解くことです。そのため、どのような根拠でその答えを選んだかを考えることが重要です。そうでなければ、カンで答えを出しているのと同じであるため、なかなか国語の問題を解く力が身についてきません。自分なりの根拠を持ち、解説を確認して、自分の根拠と解説の根拠があっているかを見ることが国語の問題を解く力を養います。そのため、あっている問題も解説を読んで、根拠があっているかをチェックする必要があります。これを繰り返し練習していくことで、初めてみる文章の問題でも解ける問題が多くなっています。 最後にただ練習していないだけなのに、初めてやった問題ができないからと苦手だと思っている生徒は多いように思います。特に今回紹介した、理科の練習問題や、社会や漢字などの記憶、国語の読解問題などに苦手意識があるのは、練習不足がほとんどの原因です。学校で理科の計算問題の仕方、記憶の仕方、読解問題の解き方を教えてもらうことは少ないように思います。その事実を知り、やり方が分かれは、多くの生徒は練習に前向きに取り組めるようになり、苦手だと思っていたことを克服することができます。
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会長増田好子のコラムVOL.35 信頼関係を作る‼

信頼関係といっても色々なものがあります。ここでは、お子さまに学習を今以上にすることを提案をし、大人の言い分を受け入れてもらうための信頼関係についてお話を進めます。それは、「有言実行」です。つまり口に出すことと行動が一致することです。例えば、① お子さまが何か欲しいものがあって、1度は、ダメと言う。しかしその後、お子さまが執拗にほしいとせがみ、仕方なく与える。これはお子さまにとって得をすることなのですが、大人への信頼はなくなってしまいます。② お子さまにできてないことがあって、それを注意します。しかし、大人も同様にできていない場合、大人への信頼はなくなってしまいます。③ お子さまに今以上の努力を強いるとき、大人も同様に努力する姿を見せることが大切です。お子さまは、大人の言動を厳しくチェックしています。少しのウソも、ごまかしも通用しません。大人は、それに答えられるよう努力する必要があります。私は「凛として」という言葉が好きです。「凛として」とは、態度や様子が引き締まっている様子やしっかりしている様子のことですが、もともと怠け者の私は、自分を見張っていないとすぐに怠けたり、逃げたりしてしまうため、理想の自分を常に頭において行動することを心がけています。「親の背を見て子は育つ」ということわざがあります。指導者も同じで、お子さまに自分の姿勢を見せることが、お子さまを指導する必要条件だと考えます。今年もhakken.は指導者一丸となり、お子さまの指導にあたります。
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教室便り2002号 中学入学までにしておきたいこと~家庭学習の習慣~

中学校では、小学校のように毎日宿題が出されなくなります。そのため、中学校に向けて小学校のうちに、学校の宿題になっていないものに取り組む習慣をつけておくと、中学校になってからも自主的に学校の問題集を取り組める確率が高くなります。まずは、一日プリント1枚でも、1日10分でも取り組むことをおすすめします。初めに取り組む教材は、市販の本屋さんで購入できるドリルで、本人にとって簡単なものをおすすめします。まずは、ドリルをやることを習慣化することが重要です。そのため、内容は求めず、まずは継続的にやるために、続けやすい内容を取り組んでください。そして、習慣的に学習できるようになってから、内容を吟味して、苦手な範囲などのドリルに変えることをおすすめします。いきなり、苦手な範囲のドリルから取り組むと失敗するケースが多いように思います。また、初めは親子で一緒に取り組むのがおすすめですが、なかなか一緒の時間が取れない場合は、毎日のやる内容を親子で決めて、子どもがドリルを一人で取り組み、採点は親がするのもおすすめです。採点の際に、コメントなどを添えると、子どもも喜ぶので一緒に取り組まなくても継続しやすくなります。ただし、コメントは必ず良いことを書くことをおすすめします。指摘は採点の〇✕だけで十分な場合がほとんどです。小学6年生の生徒にとっては、中学入学までたった3カ月ですが、このたった3カ月でも中学校に向けた準備は十分にできます。まずは、自主的に、毎日机に座って勉強をする習慣をつけていきましょう。
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hakken.教室コラムVOL.116 高校入試!過去問の効果的使い方

高校入試対策として、過去問を取り組む時に、どのように取り組めば効果的なのでしょうか。特に初めて入試を経験される生徒だと過去問の使い方に迷うと思います。この記事では高校入試において、過去問の効果的な使い方を紹介したいと思います。  入試のスケジュール高校入試は一般的に1月~3月に行われます。受験直前になって慌てないためにいつ何をすればよいかを抑えておくことが大切です。それぞれの地域によって異なりますが、おおよそ中学3年生のスケジュールは例年このようになっています。スケジュール1月中旬~2月上旬 私立高校入試2月中旬 推薦入試3月上旬 一般入試早いところでは1月の中旬から私立の入試が始まります。 過去問に取り組み始める時期学校のテスト日程にもよりますが、3期制の地域では2学期期末試験の後、2期制の地域では後期中間テストの後には遅くとも過去問に取り組みましょう。過去問を取り組む前に、中学3年生で学習する範囲は終わらせ、中学3年間の内容で基本~標準問題は復習し終えていることが理想です。ただ、最低でも1カ月は過去問を使った練習をしたいので、中学3年生で学習する範囲は終わっていなかったり、中学3年間の内容で基本~標準問題は復習し終えていない場合でも試験日の1カ月まえには過去問に取り組みましょう。 目標点を決めるまず過去問をやる前に受験校のそれぞれ合格基準を確認し、目標点を決めましょう。どれだけ点数を取れば合格するかを知ることはとても重要です。受験する高校にもよりますが、入試問題は通常の学校のテストとは点数の基準が違います。中学校で上位の生徒は学校のテストで90点以上取っていると思います。しかし、入試問題の合格点は私立では50~70点、公立では上位校でも80~90点である場合がほとんどです。 入試問題の特徴大学入試ではありますが東京大学全体のここ10年の2次試験合格者の平均点は60%前後で推移しており、医学部である理科三類でも70%前後で推移しています。これは30%前後は解けなくてもいいと解釈することもできます。入試問題は通常のテストとは違い高得点をとることが目的ではなく、合格点をクリアすることが目的です。そのため、取り組むべき問題もあれば、場合によっては取り組む必要のない問題も存在します。入試問題を取り組む前に、合格点を確認し、入試本番までに入試問題をどのように取り組むかの戦略、時間配分を決める必要があります。 私立と公立の合格点の違い私立と公立で合格点の基準が異なるのは、私立高校は受験する学力層が狭いため、上位校になるほど基本~標準問題の出題が少なくなり、応用問題の出題が多くなります。公立高校はすべての生徒が同じテストを受けるため,基本問題から応用問題まで幅広く出題されます。配点も基本~標準問題が6~7割を占めている地域が多いです。 受験勉強=応用問題演習ではない入試問題の特徴を踏まえ、勉強があまり得意でない生徒は基本~標準問題に絞って学習をします。反対に上位校を目指す生徒は、基本~標準問題は全問正解を狙ったうえで、応用問題の練習を中心におこないます。受験勉強は応用問題など難しい問題をたくさん解くことをイメージされる方も多いかもしれません。しかし、実際はそうではなく基本~標準問題の徹底が受験勉強でもっとも大切です。いくら難しい問題が解けても基本~標準問題で点を落としては合格は遠ざかります。応用問題の1点も基本問題の1点も同じ価値です。過去問をやってみて採点をしたときには自分がどのレベルの問題で落としているかを必ず分析しましょう。基本~標準問題での失点が多いのか、応用問題での失点が多いのかで勉強の仕方は変わってきます。 基本、標準、応用問題の特性問題の特性上、基本~標準問題は問題の出題パターンがあまりありません。問題を作るときに基本~標準問題は、数学なら数字を変えるぐらいしか問題の変えようがないため同じような問題が出題されやすくなります。反対に応用問題はいくらでも問題の出題パターンを変えることができるため、同じ問題が出題される割合は少なくなります。効率よく点数を取るための方法の秘訣は、まずは基本~標準問題を完璧にしてから応用問題に取り組むことです。 何年分の過去問をやるのか受験する高校の数にもよりますが、最低でも1校あたり3年間分は学習し、第一志望の高校の過去問は5年分以上は取り組みましょう。最低3年分をする理由は過去問を解く指針を決定するために最低3回は必要だからです。また問題の傾向をつかむためにも3回は学習が必要です。1回目試験時間に余裕がある教科、ない教科を選別し、余裕がない教科は出題傾向と時間を考慮し取り組むべき大問の優先順位を決め時間配分を決める。2回目時間配分通りに取り組み、実際に想定通りに取り組めるか検証し、再度過去問の時間配分を調整する。3回目時間配分通りに取り組み、最後の時間配分の調整をする。第一志望の場合はさらに回数を重ね、時間配分の精度を上げていきます。 時間配分の立て方時間内にすべての問題を解けることが理想ですが、そうでない場合がほとんどです。時間配分は生徒の演習スピード、苦手、得意範囲によっても左右されるため個別に戦略を立てる必要があります。時間配分の基準になるのはもちろん如何に点数が取れるかです。そのため、過去問を解いたときにどの大問が点を取れる可能性が高いかを見つけ、点が取れる大問から取り組みます。ただし、点が取れる問題でも、時間がかかる問題は優先順位が低いです。時間当たりの得点率で考えれば、時間がかかる問題は後回しにして時間がある場合に解くべきです。また、問題を見て、すぐに解き方が浮かばない問題も後回しにします。後半に得点しやすい問題が多い場合もあるので、まずは最後まで解いてから、残り時間を考え、得点しやすい問題を順に解いていきましょう。 具体的な過去問の演習方法過去問は必ず時間を計って解いていきましょう。時間内に解ききれなかった場合は、時間を延長して取り組んで下さい。その時に、延長した時間も計り、延長して解いた問題には印をつけて下さい。その後、過去問の採点をし、時間内で取り組んだ点数と、延長して解けた問題も含めた点数を出してください。延長した時間、時間内の点数、延長した時の点数が時間配分を決める重要な情報になります。採点をしたあとは、解説を確認し、問題を再度解き直してできるようになるまで練習をして下さい。 過去問の後は必ず復習基本的に過去問を解いたあとすぐに過去問を解くことはNGです。例外は過去問を解いて解けない問題がほとんどない場合のみです。過去問を解いた後は必ず、復習用のテキストを使って間違えた範囲、理解が不十分の範囲を練習しましょう。復習がある程度終われば、次の過去問を解いてみてください。 過去問演習と復習のスケジュールおすすめの学習の仕方は1週間単位で過去問演習と復習を合わせて学習することです。土:過去問演習と分析↓日:過去問の復習↓平日:間違えた範囲、理解が不十分の範囲の復習のようにするとスケジュールも立てやすくなります。このスケジュールに沿って行えば、3週間あれば3回過去問演習ができるため、多少の余裕を持って、最低でも試験日の1か月前には過去問演習に取り掛かりましょう。 過去問をやるときの注意点過去問をやるときに注意することは過去問ばかりをするのではなく、過去問をした後に必ず復習をすることです。過去問ばかりやっても、点数が上がっていきません。復習をすることで、過去問で解ける問題が多くなり点数も上がっていきます。点数が上がらない場合は、復習が不足しているか、復習の仕方が間違っています。その場合は復習の期間を長くするか、復習の仕方を見直してから過去問に取り組んで下さい。  最後に過去問演習の目的は3つあります。①当日入試問題を解く時の戦略、時間配分を決める②自分の苦手範囲の洗い出し③過去問の出題傾向に慣れる過去問は無限にはありません。ひとつひとつの過去問に意図を持って取り組んでいくことをおすすめします。
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会長増田好子のコラムVOL.34 お子さまの自主性を育てるための親離れ・子離れ

お母さま : 食事に家族みんなで行くよ。お子さま : 僕は、家にいる。お母さま : 何も食べるものないよ。お子さま : 大丈夫、何か作って食べるから。お母さま : 材料もないよ。お子さま : 大丈夫だって、ほっといてよ。 よくお見受けする会話だと思います。自主性を尊重するなら、ここはお子さまを一人で置いていきます。親御様としては、何も食べるものがないから心配です。 よくあるパターンが、お母さま : じゃ、もういいわ。もう行かない。 険悪ムードになり、お子さまがイヤイヤ行くか。みんなが行かないか、になります。 ここは、お母さまがお子さまを心配する気持ちを我慢して、お子さまを一人おうちに置いて、行くことが正解です。お子さまを一人で置いていく罪悪感は、お子さまの自主性を育む妨げになります。 個々の意見があって、個々の行動があっていいのです。お子さまが自立する第一歩、お母さまが子離れする第一歩です。お子さまの自主性を育むことを目的とするなら、大切なことは、 ① 無理強いしないこと。いやなことは「イヤだ」といえる環境を作ることが大切です。 ② お子さまのことはお子さまが決めること大人が決めたことに従っているとき、お子さまは、行動では従っていても、頭の中や心は従っていません。 学習面において大人が決めたことに従っているお子さまは、頭を使わず、勉強が作業になっている場合をよく見受けます。「なぜこうなるのか。」を考えて学習していないのです。したがって学習効率がとても悪くなります。自主性は、お子さまが成績UPを目指すときとても大切な必須事項です。
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教室便り2001号 あけましておめでとうございます。

2019年は、hakken.は代表が交代し、高校コース、英会話コースを新設置し大きな一歩を踏み出した年でした。 今年は2020年度大学入試制度改革を控えています。その改革の影響は高校教育から始まり、高校入試、中学校教育、小学校教育も大きく広がっていくことが予想されます。 特にセンター試験に変わる大学入学共通テストでは英語のリスニングの比重がこれまでの20%から、50%に変わります。さらに一部の地域では高校入試にスピーキングテストの導入の話が出ております。 中学校では必修単語数が、1200語から1600~1800語に増え、小学校では必修単語数が、600~700語になります。 hakken.はいち早くこれらの変革に対応し、新課程に合わせたオリジナル教材の改訂はもちろん、リスニング強化の対策も強化していきます。 今年度はすでに高校生が、毎回の授業でリスニングのトレーニングを行っており、2020年度には中学生も、今まで以上にリスニングのトレーニングを行っていきます。 小学生から大人まで活用できる英語絵本から始める英語読書多読プログラムもリリースします。 率の良い教育をご提供できるよう、皆様にリリースする前にhakken.の全校長が英語読書多読に取り組み、その良さを体感しています。 全校長は現在もオンライン英会話を継続しており、皆様に英語学習の楽しさと、より効率の良い教育をご提供できるよう、日々校長も自己研鑽を重ねております。 2020年のhakken.にご期待ください。
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hakken.教室コラムVOL.115 公立中学生向け~効果的な冬休みの過ごし方~

塾を運営していると生徒、保護者の方から冬休みの取り組みについて、よくご相談を頂きます。学校から出される冬休みの宿題をやればいいの?他にしておいた方がいいことはありますか?などなど。冬休みの取り組み方次第で、1月以降の成果は大きく変わります。塾での実際の取り組み事例も交え、効果的な冬休みの過ごし方をご紹介します。 冬休みに取り組むべき2つのこと 中学1、2年生の場合一番初めに取り組むべきものは学校の宿題です。各中学校で出される内容は、概ねこれまでの復習がほとんどだと思われます。学校の宿題をしっかりこなしていければ、ある程度は復習がしっかりできるはずです。まずは、年内を目途に学校の宿題を終わらせるように進めていきましょう。やらなければいけないものは早めに終わらせると、ゆとりをもっていろんなことに取り組めるようになります。年明けからは、1月からの学校の授業に向けた準備をしましょう。具体的には、学校から渡されている通年で使う問題集があると思いますので、その問題集を進めて下さい。前回のテスト後から学校の授業で進んでいる範囲は十分学習ができるはずです。年明けの1回目の授業で、テストがあるつもりで問題集を練習してください。そうすることで2つのメリットが生まれます。①1月以降の学校の授業が分かりやすくなる。②次回テスト勉強が楽になる。これができれば、1月以降の授業やテストに予習が生まれます。 中学3年生の場合ほとんどの地域の中学校では、12月までの定期テストで高校に提出される内申点が確定していると思います。そのため、これからは受験勉強だけに集中して取り組める時期になります。また、地域によっては1月中旬から私立高校の入試が始まります。そのため、遅くとも12月までには、中学3年間の内容は学習し終わり、中学3年間の基本・標準レベルの問題はできる状態にしておきたいです。そして、12月中に私立高校の過去問に取り組み、合格基準点を越えられるように練習をしていきましょう。もし、中学3年間の復習ができていない場合は、私立高校の過去問演習と並行して、復習に取り組んでいきましょう。 また、地域によっては、年明けすぐにもう一度、結果が内申点に反映される定期テストがあると思います。その地域の生徒は、年内に私立対策をある程度完了し、年末年始から学校のテストに向けての勉強に切り替えましょう。 余裕のある場合に取り組みたいこと 中学1、2年生の場合上記内容がしっかりできて、まだまだ余裕がある。もっとなにかしたいと思われる場合はぜひ学校の予習をしていきましょう。学校教科書を使って予習することをおすすめします。 中学3年生の場合私立の過去問も十分に合格レベルに達している場合は、国公立の過去問演習をしていきましょう。年内や1月中に高校受験の準備が終わる生徒もいれると思います。その場合は、高校の予習をしていくことをおすすめします。高校の予習の場合は、教科書ではなく市販の参考書を使って予習をすると効果的です。ただし、高校の予習を進めている場合でも入試直前の最低でも2週間前には、高校の予習は一旦ストップし、高校入試の総復習をもう一度行いましょう。 塾での取り組み運営している塾では、定期テスト後は全中学生と必ず1対1の面談をしています。加えて、冬休みなどの長期休みの前には下記シートを使って、冬休みに取り組むことについても話し合います。このシートを事前に生徒に書いてきてもらい、書いてもらった内容を確認しながら面談をします。このシートを使う目的のひとつは、生徒が考えていることを把握するためです。ここにびっしりと内容を書く生徒もいれば、適当に書く生徒もいます。生徒が書いた内容をみて、この生徒に今必要なことは何か、伝えて行動できることは何かを見極め、話をしていきます。勉強が得意な生徒と勉強があまり得意ではない生徒ではやるべきことも、伝えるべきことも変わってきます。勉強に積極的な生徒と勉強にあまり積極的でない生徒ではやるべきことも、伝えるべきことも変わってきます。それを見極める一つの材料としてこのシートを使っています。このシートは必ずびっしりと書かなくてはいけないものとしては使っていません。いくらびっしり書いても、行動できなければ時間の浪費になってしまいます。そのため、このシートはひとりひとりの生徒に合わせて書くレベルは変わってきます。その生徒に合った行動できる目標を設定するために使用しています。またテスト後の面談の内容は、テストの振り返りを生徒と一緒にしています。  最後にご紹介したこれらの冬休みにを取り組むことの目的のひとつは、1月以降の学校生活に余裕を持てるようになることです。これらのことができれば、寄り道をしたり、立ち止まって考えたりする時間と気持ちの余裕が生まれます。興味を持ったことを自分で調べる。取り組んでみる。将来について考えてみる。調べてみる。授業の内容で気になること、納得できなかったことを、自分で調べてみる。考えてみる。などなど。気持ちにも時間にも余裕があれば、考える時間が増え、興味の幅が広がる可能性が高いです。興味の限界は思考の限界です。思考の限界は行動の限界です。行動の限界は成果の限界です。興味を広げることは、自分の人生を思い通りにできる可能性を高めてくれます。勉強はあくまで手段にしかすぎません。しかし、勉強は自分のコントロールの仕方を学ぶ最良の手段でもあります。自分の将来は、待っていればポッといきなり現れるものではなく、今の活動の延長にあるものだと思います。生徒、子どもには学校生活を通して、勉強を通して、自分の興味を広げ、自分をコントロールすることを学んでほしい。そう考えながら、日々生徒と子どもに接していきたいと考えております。
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会長増田好子のコラムVOL.33 ほめる効果と弊害

ほめることはいいことなのに、弊害?そうなんです。 例えば①「~くんは、すごいね。」②「~さん、上手だね。」③「~ちゃん偉いね。」これら3つの共通点は、努力や行動をほめていないことです。このようなほめ言葉は、努力しないことを奨励しているのと同じことになります。ほめてもらうことが当たり前、努力はしない。本来お子さまを「ほめる」目的は、やる気を出させるためのものであったはずなのに…。 では、どのようにほめるのがいいのでしょうか。①「~くんは、前は・・・だったのに、今は・・・ができるようになったね。すごいよ。」②「~さん、毎日の練習の成果が出てきたね。上手になったね。」③「~ちゃん、いつもお手伝いしてくれて、ありがとう。」これら3つの共通点は、行動や努力をほめていることです。また、「ありがとう」をほめ言葉に入れているのは、「ありがとう」ほど最高のほめ言葉はないからです。「ありがとう」って言われると誰だって嬉しいものだと思います。 今の若者は、弱い・きつく言うとすぐくじける、プライドだけは高い、などと言われています。これらは「ほめる」ことの弊害ともされています。本来やる気を出させるためのほめ方とは、相手をよく観察し、変化を見つけ、感動と共に相手に伝えることだと思います。「言葉」は私たちが考える以上に、影響力があります。ぜひ「言葉」の使い方にたくさんの気を使って、お子さまに投げていただければ幸いです。
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教室便り1912号 テストの振り返り

小学生も中学生も学校のテストが返却されたら、テスト内容を振り返ってみてください。小学生やうまくできない中学生は、親子で振り返りをしてください。 テストを振り返るときにもっとも重要なことは、振り返りをすることでお子さまが勉強を頑張ろうと思えることです。親子で振り返る場合は、まずは良かったところを見つけ、ほめることを始めにしてください。指摘する場合は事実だけを見ること(伝えること)です。親子で振り返りをする場合、どうしても気持ちや感情がこもってしまいがちです。自分自身で振り返る場合も、できなかったことばかりに目を向けると、モチベーションが下がります。前回の自分と比べて良かったところを必ず探すようにしましょう。 テストの振り返りで具体的にみるポイントは大きく3つに分けられます。① ケアレスミスをしていないか。問題文の読み間違いがないか、途中計算や途中式を確認する。ミスをしないように具体的な対策をとる。 ② 間違えた問題は「わからない問題」かそれとも「見たことはあるけれど忘れてしまった問題」かを分ける。「わからない問題」の場合は、まず塾の問題や学校の問題と同じ問題があるかチェックしてみる。同じ問題がなければ、その問題の解き方を覚える。同じ問題があれば、練習不足が原因。次回のテストに向け、練習量を増やす必要がある。「見たことはあるけれど忘れてしまった問題」の場合は、練習不足が原因。次回のテストに向け、練習量を増やす必要がある。 ③ 時間は足りていたか。時間が足りない場合は、普段の学習からスピードを意識して学習する。また、テスト当日はできる問題からやり、問題を見てすぐに回答できない問題と時間がかかりそうな問題は後回しにし、まずは最後まで問題をやるようにする。 「次はどのように取り組むべきか」を具体的に自分で考えることが重要です。注意することは、「自分で決めること」です。「次は○○しようね」と指示をするよりも「次はケアレスミスをしないようにするためにはどうする?」と問いかけ、本人に決めてもらうようにします。振り返りをするには技術が必要です。振り返りの仕方を学校でも詳しく教えてもらうことは少ないと思います。やみくもに振り返りをすると、どうしても過去のことに目が行きがちです。「こうしたらよかったのに」「なんでやらなかったのか」「ちゃんと練習したのか」など、そう考えることは意味がないことではありませんが、過去の行動を変えることはできません。振り返りで大切なことは過去のことは事実だけを確認し、未来のこと(これからのこと)に目をむけ、「次はどうする?」を考え、自分で決めることです。そうすることで、振り返ったことが次の行動につながりやすくなり、行動が変われば結果も変わってきます。
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hakken.教室コラムVOL.114 国語攻略法

国語のテストで出題される問題は大きく2種類あります。1つは小説・物語文もう1つは論説・評論文です。高校、大学入試でもこの2種類の文章が出題されます。  小説・物語文の特徴人物の性格・心情などを問われる問題が多く出題されます。小学校の国語の問題では「どのような気持ち」と聞かれれば、気持ちにかかわる言葉を探せば答えは見つけやすいです。 しかし、中学・高校では本文中に心情や性格がそのまま書かれません。心情や性格を本文中にある情報から推測して、答えを導き出す必要があります。心情や性格を推測するときに、知っておくと便利な考え方があります。 それは、性格は心情に影響する心情は言動に現れるということです。 例えば、怒りっぽい性格なら怒りの感情が生まれやすくなります。怒りの感情は荒っぽい言動を引き起こしやすくなります。つまり、「性格、ものの考え方、見方」が「気持ち、感情」の原因であり、「気持ち、感情」が「言動」の原因である。という考え方です。 国語の問題で「感情」を問われれば、「感情」に関係する「性格」や「言動」についての記述を探し、その内容から「感情」を推測することで答えが導き出されます。 例えば、「Aくんは、机をたたきながら、声を荒げて話し出した」という記述があれば、「Aくんは怒っている」ということが容易に推測できます。 実際の問題はもっと複雑ですが、「心情」を推測する際に根拠となる情報が「性格」や「言動」である点は同じです。 本文を読み返す際に指針をもって読み返すことで、根拠をもって問題に回答することができるようになります。  論説・評論文の特徴筆者の考え・主張を問われる問題が多く出題されます。論説・評論文を解くためには、文章の背後にある論理構造を理解したうえで問題を解く必要があります。 基本的にひとつの問の中にある筆者の考え・主張はひとつです。筆者はその考え・主張を読者に理解してもらうために、文章を書いています。そのため、段落ごとに明確な役割があります。 問題提起をする段落考え・主張を説明する段落考え・主張の根拠を示す段落考え・主張の例を挙げる段落考え・主張の反例・反論を挙げる段落結論を述べる段落などの段落があります。 この段落構成を読み取ることができ、文章の背後にある論理構造を理解できれば、根拠をもって回答することができます。
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会長増田好子のコラムVOL.32 子どもの自己肯定感を高める方法

自己肯定感が低いと、自分自身を否定的にとらえてしまいます。 例えば 自信をもって行動できない 他人にきつく当たってしまう 新しいことにチャレンジしない 努力することができない(我慢ができない) マイナス思考になりやすい 他人の評価が気になるなど否定的にとらえてしまいます。 そうなる原因は本人の性格だけでなく、周りの環境や人間関係も大きく関係しています。特に年齢の低いお子さまになればなるほど、親の影響は大きいです。親を含めた周りの人間がお子さまとどのように接するかが、お子さまの自己肯定感に大きな影響を与えます。お子さまと接するときに子どもの自己肯定感を高める3つのプロセスがあります。それは、 ①  お子さまの興味を知ること。 ②  お子さまが何を求めているかを見つけること。 ③  お子さまにお子さま自身の変化を伝えていくこと。この①~③を実施すれば、お子さまの自己肯定感は高まっていきます。 ①お子さまを観察すると、何に興味をもっているかがわかると思います。その興味の対象について、会話をしたり、遊んだりします。そうすれば子どもは、そのように接してくれた大人に関心をもってくれます。 ②会話や遊びの中で、お子さまが大人に何を求めているかを見つけます。「私を1番に見て」とか「僕は・・・に自信があるの、ほめて」とか、「私は自信がないの」とか・・・。それがわかれば、そのお子さまが求めていることをします。「私を1番に見て」という子どもには、いっぱいお話を聞いてあげます。「僕は・・・に自信があるの、ほめて」という子どもには、いっぱいほめてあげます。そして、「私は自信がないの」という子には、いいところを探してほめてあげます。子どもは、認めてもらうことを望んでいます。 ③会話や遊びの中で、「できたこと」「さっきより上手になったこと」を見つけて、どんどん伝えてあげます。さっきの自分と比べて、昨日の自分と比べて、変化したことを伝えていきます。同じことを何度でも、何度でも伝えてあげます。そうすれば子どもは、どんどんできないことにチャレンジし、努力し始めます。 実はこれらの方法は大人にも効き目があります。誰でも、自分の存在を認めてもらったら嬉しいですよね。だからどの人にも、このように接していただけると人とのコミュニケーションがうまくいきます。ここで一つポイントがあります。子どものやる気は、ほめ方によるものが大きいと思います。ほめるときは、行動をほめること。決して素質など努力しなくてもいいものは、ほめてはいけません。努力しなくてもいいものをほめると、努力しない、チャレンジしないことを促進してしまう可能性があります。
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hakken.教室コラムVOL.113 海外ドラマ、映画を使った英語学習のコツ ~多読にも最適~

英語は楽しみながら、勉強をすることができます。その方法のひとつが海外ドラマや映画を使った学習方法です。海外ドラマや映画を英語音声で見ます。字幕は日本語でも英語でも字幕なしでも構いません。最終目標は字幕なしで見ることですが、一番大切なことは続けられることです。そのため、自分が楽しめることが一番重要です。英語字幕や字幕なしで自分が楽しめるならOKですが、見ていて楽しくないなら、躊躇なく日本語字幕で見てください。日本語字幕でも、所々、聞き取れる英語があるはずです。その経験の連続が英語を聞き取れるようにしてくれます。 見ているだけでも多量に見ることができれば、リスニング力はついてきます。ただし、時間がかかることは否めません。そこで、おすすめなのは、ドラマや映画を見た後に英語の台本を読むことです。インターネットで調べると、ある程度有名なものであれば、英語の台本を無料で手に入れることができます。例えば、トイストーリーの台本が欲しい場合は、「toy story script」と検索してみてください。台本が載っているサイトがいくつか出てくるはずです。その中で、自分が見やすいサイトをブックマークして、読んでみてください。スマートフォンなどの端末上で読めば、わからない単語も調べやすいので便利です。誰のセリフかを書いてあるものがおすすめです。映画を見た後であれば、場面を想像しながら読むことができるので、想像以上に読みやすいはずです。また、ドラマや映画のほとんどは会話なので、洋書を読むよりもはるかに文章はやさしく、また英語を話せるようになりたいと思ったときにとても実用的です。映画の場面を想像しながら会話表現を覚えれば、覚えた表現も使いやすくなります。さらに映像を見ている分印象にも残りやすいので、表現や単語も覚えやすいです。もちろん多読用の教材としてもおすすめです。 そして、台本を読んだあとにもう一度映画を見れば、驚くほど聞き取れるようになっていることを実感できると思います。また、ほかのドラマや映画を見たときにも同じような表現がたくさん出てきていることにも気づくと思います。この方法を続けていくと、ただ見続けるよりもはるかに速いスピードで、ドラマや映画を字幕なしで見ることができるようになります。シリーズもののドラマや映画であれば、同じセリフや単語が出てくる場合も多いので、第1話の台本を読むと第2話以降の内容が英語でもかなり理解しやすくなります。 始めに台本を読むドラマや映画でおすすめなものは、ディズニー作品です。もちろん好きなドラマや、映画が一番ですが、ディズニーは世界中の子どもにもわかりやすいように作られているため、会話の表現も丁寧ですし、発音もきれいで聞き取りやすいです。 アニメもおすすめです。外国のアニメはもちろん、日本のアニメでもインターネットで調べると英語の動画が出てきます。また、30分程度の内容が多いので、台本の量も少なく読みやすいと思います。ただし、アニメの場合は台本がドラマや映画よりは見つかりにくい点は注意が必要です。 まずは、繰り返し見ているものや、大好きなもので台本を探してみてください。そして、1行でもいいので読んでください。1行2行と読み続けていけば、英語を読む楽しさ、英語でドラマや映画をみる楽しさを感じることができるはずです。
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hakken.教室コラムVOL.112 多読におすすめの本 ~海外ドラマや映画を見るときにも役立つ本~

「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」という多読におすすめの本があります。対象は中学校の文法がある程度理解できている方にお勧めです。目安としては中学3年生の受験が終わった後に読むとちょうどいいと思います。中学校で習う文法をある程度分かっているぐらいの時に読むと、理解しやすい内容だと思います。この本は、英語の考え方、日本語との違いから始まり、英語の文章を読み慣れるにはどうしたらいいかについて書かれており、そのための例となる物語がいくつか書かれています。物語が段階的に書かれているので、はじめは簡単な文章から、だんだんと長い文章に慣れていけるように作られています。 この本の続編として、7冊の本が出版されており、文章の内容も始めは簡単な文章から、だんだんと複雑になっていきます。物語の内容は大人が読んでも面白いので、内容に興味が持てればどんどん読んでいけます。7冊の後半の内容は「赤毛のアン」などの洋書のペーパーバックとそん色のないレベルになっているので、このシリーズがすらすら読めるようになれば、洋書のペーパーバックもある程度読んでいけるようになります。 この本の文章表現には実際の日常会話で使われる表現も多く取り入れられています。そのため、海外ドラマや映画なのでよく使われるけれど、学校の教科書にはない表現を知ることができます。この本を読んだあとに海外ドラマや映画を見ると、今までよりも聞き取れる内容が多くなるはずです。 また、「海外ドラマはたった350の単語でできている」という本に記載されていましたが、海外ドラマのセリフの80%は350語のシンプルな単語で構成されているそうです。なのに、海外ドラマや映画を見てもさっぱりわからないのは、聞き取れないこと以外にも簡単な言葉を使った言い回しがわからいことが原因のひとつです。この言い回しの一部は高校では句動詞(群動詞)として習い、簡単な動詞と前置詞、副詞、名詞などで作られます。これらをすべて暗記するのは大変なことです。しかし、基本動詞や前置詞のイメージをしっかりと理解すると、初めて聞く表現でも意味が分かることが多くなっていきます。 そのことを理解するうえでもこの本は役に立ちます。ぜひ読まれることをお勧めします。
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