教室コラム(5ページ目)
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hakken.教室コラムVOL.78 勉強効率が大事!
高校生になると学習する科目数も増え、更に学校からの課題も多くなります。そのため、中学生以上に効率よく学習することが求められます。単純に勉強時間を増やすことで解決することもできますが、それ以上に学習しなければならないことが多いため、学習時間を増やすだけでは自分が望む大学への進学は険しいものがあります。そのため、遅くても中学校のときから効率よく勉強することを意識していくことが大切です。 当たり前のことですが、大学受験までの時間は限りがあります。では実際にどのくらいの時間があるのでしょうか。 大学受験までの時間は高校3年間あるわけではありません。現在のセンター試験は1月に行われ、国公立大学の前期試験2月に行われます。入試対策を行う時間を考えると、高校3年間で学習する内容(教科書レベル)を、遅くとも高校3年生の8月末にはマスターする必要があります。そして、9月以降はセンター試験や実際の過去問演習を行い、志望校の入試レベルまで学力を上げなければなりません。 高校3年間で学習する内容に絞って考えると、その勉強できる日数は12カ月+12か月+5カ月=29か月で、約850日です。そして毎日2時間勉強したとすると、1700時間です。入試に必要な科目数受験校によって異なりますが、現在のセンター試験において、73%の生徒が7科目以上を受験しています。仮に7科目勉強する必要があれば、1700時間÷7科目≒243時間243時間÷24時間≒10日となり、1教科にかけられる勉強時間はたった10日間しかありません。高校生の時間は思った以上に少ないのが現状です。そのため、効率よく勉強することが、如何に重要であるかが分かります。 効率よく勉強するためには、まずは勉強する内容を精査する必要があります。やみくもに問題集を買って学習したり、学校などから出された課題や問題集を学習したりするだけでは、量が増えるだけで勉強の質は高くありません。内容を精査するためには、自分の苦手を把握し、できる問題はやらず、できない問題を集中的にやることが必要です。更に自分にあったレベルの問題に取り組むことが必要です。 自分の苦手・レベルを把握するためには、普段から自分の学習内容を管理することが必要です。用意された問題をこなしているだけでは、効率よく勉強できません。勉強は問題集を解くことではなく、できない問題をできるようにすることです。まずはどの問題ができて、どの問題ができないかをチェックすることから始めましょう。そして自分の間違いのクセも理解していきましょう。定期テストの度に自分の勉強の仕方を見直し、だんだんと上手に勉強ができるようにしていきましょう。 hakken.は、問題ごとにレベル分けをし、お子さまが学習した問題の○×をお子さまごとに管理して、苦手・レベルを把握しています。また中学生はテスト後に面談を行い、テスト勉強の仕方を一緒に振り返ります。 遅くとも中学1、2年生の内に、効果的なテスト勉強ができるようにし、中学3年生では自分の苦手な範囲を把握して、勉強できるように取り組んでいます。そして高校生になる頃には、効率よく勉強ができること目標に指導しています。正直なところすべてのお子さまができるようになるわけではありませんが、ほとんどのお子さまは勉強の仕方が上手になっていきます。勉強だけでなく、勉強の仕方を教えることも、hakken.の役目だと考えています。

hakken.教室コラムVOL.77 英検がおすすめな理由
英語技能を測定する検定試験はたくさんあります。どれを受けようか悩まれる方も多いと思います。小学生~高校生が受験する場合、hakken.は英検をおすすめします。その理由は3つあります。 一つ目は、受験級ごとに勉強ができることです。TOEICなどの検定試験は大人も子どもも同じテストを受け、点数で結果が出されます。そのため、高度な文法や、単語なども出題されます。英検は5級、4級と級ごとにテストが違います。例えば5級は中1相当文法、単語しか出題されません。そのため、5級の内容を勉強し、合格したら4級の内容を勉強していくと言ったように英語の内容を分けて学習ができます。自分のレベルに合わせて勉強ができるため、試験対策がしやすいことが利点です。 二つ目は、高校、大学入試に活用できることです。2019年現在、多くの大学で英検を活用した受験が可能になっています。また大阪府では英検を取得していると、入試当日のテストの点数が保証されるなどの制度もあります。2020年の大学入試制度改革で英検を含めた外部試験の活用も決定されており、英検の場合は英検と同じ出題形式の試験を高校3年時に複数回受験でき、その中で一番点数が良いものを大学入試に活用することができます。 三つ目は、試験内容に4技能(書く、読む、聞く、話す)が含まれていることです。過去の英検は読む・聞くだけでしたが現在の英検では4技能すべての試験が行われます。今後は高校入試にも話すテストが導入されることが決まっており、東京都立高校では早ければ2019年度以降より、段階的に導入することが予定されています。それに伴い、中学校の定期テストにも導入されることが予想されます。英検を受験していくことで、今後の英語教育の変化にも対応することが可能です。 このように英検は学生にとって一番活用しやすい検定試験です。ただ他の検定試験にも特徴があり、留学ならTOEFL、就職活動・ビジネスではTOEICが多く活用されています。 進路選択によっては他の検定の方が使いやすい場合もあります。まずは段階的に英検を取得し、高校3年生以上になったときに必要に応じて他の検定を受けていくことが、学生にとってはおすすめです。

hakken.教室コラムVOL.76 リスニングを飛躍的に向上させる方法
皆さんは英語のテストで出題されるリスニング問題の練習をどのようにされているでしょうか。私自身も初めてリスニング問題の練習をしたのは大学受験直前で、学校などでも特にリスニング問題の練習した記憶はほとんどありません。 リスニング問題をできるようにするためには、特別な練習が必要です。通常の勉強のように繰り返しリスニング問題を解くことでリスニング問題になれることはできますが、なかなかできるようにはなりません。リスニング問題ができるようになるには、聞く力、耳を鍛える必要があるからです。 できるようになる効果的な方法がディクテーションです。ディクテーションとは、聞いた英文を文字に起こすことです。ディクテーションをすると、すべての単語を聞き取ろうと耳を傾けるのでリスニングの集中力が大きく伸び、前置詞や冠詞、時制といった細かい点に敏感になります。そして、正確なリスニング力がつきます。個人差はありますが、ディクテーションは数回するだけ、リスニングが飛躍的に上がることもあります。 ディクテーションのやり方は、まずは実際のリスニング問題を用意します。そして、リスニング問題の中になる問題文を含めたすべての英文を文字に起こしていきます。具体的な手順を説明します。 ①全文を聞く。 ②もう一度始めから聞き直し、一文を聞こえた通りに書き出します。長すぎる文は意味の区切りの部分で切りながら書き出します。 ③聞き取れない部分は何度も聞き直します。聞き取れず、スペルがわからない場合は、聞こえた通りにカタカナでもよいので書きます。 ④それ以上聞き取れないところまでやったら、次の一文へ進みます。 これを繰り返し、すべての英文が完成したら、リスニング問題の解答にある放送される原稿の英文と自分の英文を見比べ、もう一度全文を聞き直します。 そうすることで、自分が聞けない音が分かるようになります。そして、時間をおいてもう一度、同じ全文をディクテーションしていきます。これを完璧にできるようになるまで行い、完璧になったら次の新しい英文に取り組んでみてください。 またディクテーションをしようにも、まったく聞き取れない場合は、リスニング問題のレベルが高すぎるので、簡単な問題から取り組んでみましょう。ある程度の単語力、文法の理解も必要ですので、自分の単語のレベル、文法のレベルより低い問題から取り組むことをお勧めします。

hakken.教室コラムVOL.75 勉強をしても結果が出ない場合の対処法
たくさん勉強しているのに結果が出ない、テストで点が取れないという相談を受けることがあります。そこで本人の勉強の仕方をお伺いし、保護者の方から様子を聞いたりしてみると、結果が出ない原因がいくつか見えてきます。その原因は大きく3つあります。 1つ目は間違ったやり方をしている場合です。勉強をすれば何かしら結果は出るものですが、それが出ないということは、やっていることがそもそもテストと関係がない場合があります。たとえばテスト前の勉強時間を、ノートまとめに使っているお子さまもいます。ノートまとめをすることは内容を理解することには役に立ちますが、いくらノートをまとめても、問題が解けるようにはなりません。実際のテストは問題が出題されるので、問題を練習しできるようになることが、テストの点数を上げるために必要なことです。ノートまとめをする場合はテスト前ではなく、普段の授業の後などに行うと効果的です。この場合に必要な対処法のひとつは、第3者に勉強の仕方を見てもらい、適切なアドバイスしてもらう必要があります。やり方が違えば、いくらやっても間違った方向に早く進めるだけです。反対にやり方がうまくなればなるほど、自分が望む結果に早くたどりつくことができます。 2つ目は目的意識を持たず、ただやっているだけの場合です。 テスト前に、学校からテスト内容に合わせた課題が出されると思います。その課題をこなすことが目標になってしまい、ただ答えをうめればいいとなってしまい、中には答えを写して、提出しているだけと言うお子さまもいらっしゃいます。このようなお子さまの場合、学校や塾からの宿題も同じようにこなすためだけにやってしまうので、いくら宿題を出しても、いくら勉強をしても効果はほとんどなく、むしろ勉強をこなすことを助長し、勉強をどんどん嫌いにさせるため逆効果です。場合によっては、保護者の方との約束で一日1時間は勉強するなど決めている場合もあると思いますが、これもほとんどの場合、逆効果です。またこのやり方で合っているのか、こんなことをしても意味があるのかと思いながら勉強している場合も効果はなく、逆効果の場合がほとんどです。 この場合の対処法のひとつは、勉強との向き合い方を見直す必要があります。そして、今やっていることを一度やめ、できること、やることを自分で決めて、それを行動することから始めることをお勧めします。自分で決めることが重要です。まずは、小さな成功体験を積み上げていくことで、勉強に対して前向きな感情を少しでも作っていく必要があります。 3つ目は、やっている期間が短い、結果が出るまで行動していない場合です。 やり方もあっていて、目的意識もあるのに成績が上がらない場合は、この場合に当てはまります。やっている期間が短かったり、結果が出る前に辞めてしまったりして、継続して続けることができないため、結果を出すことができません。具体的には、テスト期間だけ勉強をしている場合などです。自分では長い時間勉強していると持っていても、それが他の人と比べると長い時間ではない場合もあります。たとえば水泳がうまくなりたいと思って、水泳教室に夏休みだけ通ったとしても、ある程度泳げるようになるとは思います。ですが、水泳が得意と言えるまで上達することは難しいと思います。勉強もそれと同じで、テスト前だけ、夏休みだけ頑張っても、その勉強した期間分の成果はでますが、テストでいい点を取るまでには結び付きません。 この場合の対処法のひとつは、まずは一日10分でもいいので勉強を継続すること、あるいはテスト前の勉強をいつもより早めに始めることです。少しでも継続できれば、その後時間を増やしやすくなります。今勉強できている期間があればその期間を長くしていくことで、結果的にほぼ毎日勉強している状態にしていけます。

hakken.教室コラムVOL.74 NHKラジオ英語講座のテキストは多読にもおすすめ
英語力を高めるための効果的な方法のひとつとして、多読があります。ほとんど理解できる英語の文章を多量に読むことで、英語力は伸びていきます。とても効果のある方法なのですが、なかなか取り組めない理由のひとつに、何を多読すればよいかがわからないということがあります。 わかったとしてもたくさんの本が必要なので、英語の小説や英字新聞などが自分にあったレベルだといいですが、中学校までの単語力、文法力で読める本というのはあまり多くはありません。絵本などが始めはおすすめです。ですが、絵本は一冊が高く、費用もかかります。そこでお勧めなのが、NHKラジオ英語講座のテキストです。 毎月発行され、費用も一冊500円もかかりません。しかも単語、文法レベルも分かりやすく、中1レベルなら基礎英語1、中2レベルなら基礎英語2、中3レベルなら基礎英語3となっています。もちろん小学生向け、高校生向け、大学生、社会人向けのものもあります。量も十分にあり、質も高いです。しかも手に入れやすく、費用も安い。まさに多読にぴったりテキストです。さらに音源もあるので、リスニングにも使え、多聴もできて一石二鳥です。 海外の多読用の書籍や絵本もいいものがたくさんありますが、やはり海外の内容なので、背景知識がないと理解しにくかったり、単語制限はあっても日本人にとってみるとなじみのない単語がでてきたり、文法レベルもばらばらでとっつきにくかったりします。 実際に海外で使われている英語ではあるので、英語を使えるようになるには海外の書籍や絵本を読む必要が出てきます。まずはNHKラジオ英語講座のテキストで慣れ、中3レベルの文章がすらすらと読めるようになってから、海外の書籍や絵本にチャレンジしていくことをお勧めします。

hakken.教室コラムVOL.73 NHKラジオ英語講座のおすすめ講座
NHKラジオ英語講座は、英語初心者からビジネス英語まで、さまざまなレベルの受講者に向けた講座があります。講座の時間は15分が基本で、中には5分、10分といった講座もあります。講師は日本でも英語教育においてトップクラスの方が担当しており、内容もとても充実しています。しかもラジオだけなら費用もかからず、毎月テキストを購入したとしても500円もかかりません。 私も始めはラジオは聞かないから続けにくいなと思っていたのですが、スマートフォン用の無料アプリがあり、これを使えば先週分の放送を好きな時に、好きなだけ聞くことができます。そのため、合間の時間に聞くことが可能で、毎日の生活の中にも取り入れやすくなっています。 講座は複数あり、どれを受講すればよいか迷うと思います。そこで各レベル、年齢層に合わせたおすすめの講座を紹介していきたいと思います。 対象:小学生 レベル:初心者~Jr英検おすすめ講座:基礎英語0講座内容:英語がまったくの初心者からの受講が可能です。テキストに付属しているCDとラジオの内容は別です。ラジオの内容は英語について、小学生からの質問に答える内容になっています。ラジオよりも付属のCDを使って学習することをお勧めします。またテレビで「基礎英語0 世界エイゴミッション」という番組が週1回10分で放送されています。合わせて視聴することをお勧めします。 対象:中学1年生 レベル:Jr英検~英検5級おすすめ講座:基礎英語1講座内容:中学1年生で習う内容にそってカリキュラムが作られています。始めはNice to meet you. やI am Ken.などの文章レベルからスタートします。小学生からでも始めやすい内容です。 対象:中学2年生 レベル:英検5級~4級おすすめ講座:基礎英語2講座内容:中学2年生で習う内容にそってカリキュラムが作られています。過去形や進行形の文章レベルからスタートします。中学1年生で習う内容に不安のある場合は基礎英語1の受講をお勧めします。この基礎英語2の内容が十分に聞き取れるようになれば、高校入試のリスニング問題は問題なく解けるようになります。 対象:中学3年生 レベル:英検4級~3級おすすめ講座:基礎英語3講座内容:中学3年生で習う内容にそってカリキュラムが作られています。不定詞、動名詞、比較級、現在、過去、未来形の文章レベルからスタートします。中学2年生までに習う内容に不安のある場合は基礎英語1もしくは2の受講をお勧めします。この基礎英語3の内容が十分に聞き取れるようになれば、日常会話レベルのリスニングは聞き取れるようになります。 対象:高校1年生 レベル:英検3級~準2級取得者おすすめ講座:エンジョイシンプルイングリッシュ講座内容:1話500字前後の内容を5分間、すべて英語で放送されます。他の講座は解説などがありますが、この講座に解説はなく、毎回1話を放送するのみのシンプルな講座です。1カ月で約10000語の内容ですので、多読、多聴におすすめです。文章は中学3年間でならう内容を理解できていれば、受講していけます。個人的には一番おすすめの講座で、この講座の内容をストレスなく、聞き取れ、理解できるようになれば、簡単な英語のテレビ番組などもほとんど理解できるようになります。 おすすめ講座:英会話タイムトライアル講座内容:この講座は1回10分間で、スピーキングをメインにした講座です。日本語が放送され、その内容を瞬時に英語にする練習をしていきます。文章レベルは中学3年間でならう内容を理解できていれば、受講していけます。スピーキングの練習はしたいという方にお勧めです。 対象:高校2.3年生 レベル:英検準2級~2級取得者おすすめ講座:ラジオ英会話講座内容:文法力を話す力に変えることを目標にした講座で、NHKラジオの中でも看板番組のひとつです。文章レベルは中学3年間でならう内容を理解できていれば、受講していけます。学校では取り扱わない、実際の現代英語で使われる会話表現も含まれます。この講座の内容が理解できれば、日常会話で困ることは少なくなります。 上記以外にもさらにレベルの高い講座もあり、ビジネス英語に対応した講座もあります。学生ですと紹介した講座が十分理解できるようになれば、日常会話、大学入試、英検などの各種検定試験でも十分対応ができるレベルになることができます。NHK公式の各講座レベル表もあります。https://eigoryoku.nhk-book.co.jp/cefr 実際に講座を選ぶときは、自分のレベルより少し下のレベルの講座をうけることをお勧めします。それは、文法は中3までの内容はカンペキで学校のテストもいい点が取れているとしても、文法の理解力とリスニング力は全く別物なので、文章は読めても聞くことができない場合は多いからです。内容がほとんど理解できるものを選ぶ方が英語は伸びます。自分に合っていない難しい内容のものを受講してもほとんど上達しません。また、英語上達に一番重要なことは続けることです。続けやすいようにも理解できて、楽しく進められそうなものを選びましょう。小学生であれば、基礎英語0もしくは1中学生は基礎英語1もしくは2高校生は基礎英語2もしくは3から受講してみて、徐々にレベルを上げることをおすすめします。 また、NHKラジオのホームページで誰でもリスニングのレベルチェックテストが受けられます。HPで事前に自分のレベルをチェックしてみたり、一通り聞いてみたりすることから始めてみましょう。そして、受講する講座が決まればテキストを購入しましょう。テキストなしでも進めることは可能ですが、テキストがある方が、学習効率もよく、英語の習得もしやすくなります。 各講座はすべて4月スタートです。ですが、途中から始めても大丈夫なように構成されていますので、いつからでも始められます。また、過去の放送を聞きたい場合や4月の内容から学習したい場合は、年度ごとに内容が新しくなるので、ちがう年度の内容は聞き返すことができません。その場合は同じ年度内であれば、CD付きのテキストをインターネットで購入して下さい。まずは、アプリをダウンロードする。どの講座からでもいいので試しに聞いてみる。など行動を起こしてみましょう。

hakken.教室コラムVOL.72 セブ島留学インタビュー
フィリピンのセブ島にあるFirst English global collegeに2度の留学経験のあるhakken.の木村先生に留学のインタビューをしました。 ・留学前に海外に行った経験はありますか。ありません。初めての海外経験がフィリピンへの留学でした。 ・留学をしようと思った理由を教えて下さい。大学で英語部に所属していて、英語を話せる先輩が多くいることに感動し、自分も話せるようになりたいと思ったからです。また、海外に友達が欲しかったのも留学を決意した大きな理由です。 ・フィリピンのセブ島を留学先に選んだ理由を教えて下さい。留学にかかる費用が安いことが一番の理由です。その他の理由としては、日本人が経営している留学学校が多く、海外初心者で英語に自信がない人でも留学しやすいイメージがあったからということと、マンツーマンの授業が多いので自分の英語力に合わせた授業が受けられるからです。 ・First English global college を選んだ理由を教えて下さい。セブ島にはたくさんの学校があるのですが、First English global collegeはフレンドリーな校風だと聞き、先生とも仲良くなりやすいと思ったからです。実際、親しみやすい先生が多く、日本に帰ってからも連絡を取り合っている先生もいます。また、生活面に関しても、食事の質が他の学校に比べて高く、洗濯もスタッフの方がして下さるので、集中して英語を勉強する時間がとれるからです。 ・留学をすることに不安はありましたか。むしろ最初は不安しかありませんでした。自分の英語力がどこまで通用するのか、海外の生活は日本とどう違うのかなど、些細なことの一つ一つが不安でした。 ・実際に留学に行ってよかったことは何ですか。【学習面】英語で話すことの楽しさを感じられたことがよかったです。日本で英語を話すとなると、周りの目や文法の間違いばかり気にして積極的に話しにくいですが、海外だと嫌でも英語を話さないとコミュニケーションが取れません。ジェスチャーや簡単な英文でも普通に話が通じることに気づけて日本に帰ってきてからもっと話せるようになりたいと思えるようになりました。 【生活面】海外での生活は日本とは勝手が違ってカルチャーショックを受けた時もありましたが、日本にはない海外の良さや、日本にいるだけでは気付けなかった日本の良さに気づくことができてよかったです。 ・留学に行く前に事前に準備したことはありますか。英単語を少し勉強しました。文を話せなくても単語さえ言えたらなんとかなるかなと思っていたからです。それとフィリピンの文化についてインターネットで調べて海外のイメージを事前に作っていました。 ・留学中はどのようなことに困りましたか。【学習面】自分の意見を英語で伝えないといけない時に単語力がないせいで、自分が伝えたいことが思い通りに伝えられなかったことに困りました。文法書と電子辞書を持って行きましたが、文法書はあまり使いませんでした。電子辞書は必ず持って行った方がいいと思います。 【生活面】初めて留学に行ったときに体調を崩したことです。もしものために常備薬を用意しておくと良いかもしれません。また、日本食に恋しくなる時が出てくると思うので、インスタントみそ汁などの日本食やお菓子などを持っていくといいかもしれません。 ・普段、英語にはどのように取り組んでいますか。英語を話す機会を作るために英語サークルに所属しています。また、自分の英語力を確認するために定期的にTOEICを受験しています。フィリピンでできた友達と英語でやり取りすることも欠かさず続けています。 ・これから留学にいこうと考えている生徒にアドバイスをお願いします。【留学前】留学ってある程度英語が話せないとそもそも行けないのでは?と感じている人も多いかもしれないですが、その必要は全くありません。海外や英語に興味があるなら積極的に挑戦してみましょう。 【留学中】恥ずかしがらずにどんどん外国人と話してみましょう。外国人はユーモアにあふれた人が多く、話すとたくさん笑ってくれます。外国人と話す楽しさを感じられると思います。また、留学中は日記をつけておくと、あとで読み返したときに留学した時の気持ちを思い出しやすいのでおすすめです。 【留学後】留学から帰ってきて何も得るものがなかったと言う人は見たことがありません。留学をしたことで何かしら得るものがあります。留学したことで英語に強い興味を持ったなら、興味だけでは終わらせずに、少しでも英語に触れる時間を増やしていきましょう。

hakken.教室コラムVOL.71 オンライン英会話を受講して5~続けるためには~
現在、オンライン英会話を週3回×25分受講しています。今後受講を検討される方の参考に、受講して分かったことをお伝えできればと思います。 オンライン英会話の目的はひとそれぞれですが、英語を上手に話したいということは共通していると思います。英語を上達させるために、もっとも重要なことのひとつは継続することです。 どのオンライン英会話を選んでも継続できないと英語は上達しません。オンライン英会話を継続するためには3つのことが大切です。 1、目標をもつ(やる気の維持)漠然とした目標、例えば「英語を上手になりたい。」だけだと終わりがありません。英語で会話すること自体が楽しくて仕方がない場合は別ですが、具体的な目標を設定することをお勧めします。たとえば、英検何級を取る。TOEICで何点取る。次回の海外旅行で英語を話す。などです。更に期日を設けると効果的です。たとえば3カ月で英検何級、TOEIC何点を取る。3カ月後の海外旅行で英語を話すなどです。 2、日時を決める(習慣化する)オンライン英会話の場合24時間いつでもできるというものが多くです。そのため好きな時にできますが、受講日時を決めないと忙しいときにしなくなったり、予約を忘れて受講できなくなったりすることもあります。習い事のようにあらかじめ毎週月曜18:00~など日時を先に決めておくことをお勧めします。そうすることで、その日時は予定を入れなくなりますし、オンライン英会話を受講するとこを前提に行動するようになりますので、続けやすくなります。 3、手軽さ(煩わしくない)オンライン英会話の時間は25分など手軽な時間のものが多いです。しかし、オンライン英会話によっては受講するたびに次回の予約をする必要があったり、複数予約できても、ひとつひとつ自分で予約をする必要があったりします。合わせて、講師もその都度選ぶ必要があります。人気講師ですと、スケジュールが公開された瞬間に予約が埋まってしまうケースもあり、毎回講師を選び直す必要も出てきます。そのため、オンライン英会話を受ける時間以上にスケジュール管理、講師選びに時間がかかる場合があります。これでは手軽さがなくなってしまします。続けやすさを考えた場合には、講師を固定で自動的に予約してくれるオンライン英会話をお勧めします。 また、受講する際も毎回パソコンを立ち上げて、skypeなどにログインして、ヘッドセットを用意してと、準備に時間がかかると煩わしくなることもありますので、手軽にできるようにすることも大切です。私は仕事がらPCを使う頻度が高いので、PCで受講していますが、タブレット端末の受講が一番手軽で、画面も大きく見やすいのでおすすめです。

hakken.教室コラムVOL.70 オンライン英会話を受講して4~費用~
現在、オンライン英会話を週3回×25分受講しています。今後受講を検討される方の参考に、受講して分かったことをお伝えできればと思います。 オンライン英会話の費用は、講師、予約の仕方、通信環境、カリキュラムの種類、テキストの有無の5つが大きな要素になっています。 講師講師はネイティブ、日本人、フィリピン人の順に安くなる傾向があります。指導資格があり、指導年数が長く、人気がある講師は高くなる傾向があります。講師の研修体系がしっかりとあるオンライン英会話は高くなる傾向があります。 予約の仕方レッスンの予約の仕方は自分で毎回日時と講師を選ぶ場合と、日時、講師とも決まっており自動で予約を取る場合の2つがあります。費用は自分で毎回日時と講師を選ぶ場合の方が安くなる傾向があります。 通信環境オンライン英会話は講師の自宅、もしくは講師が出勤するオフィスとオンラインで接続をします。講師の自宅とオンラインで接続する場合の方が安くなる傾向があります。 カリキュラムの種類フリートーク(講師とその場でテーマを決めて自由に英語で会話する)とカリキュラムに沿った内容を比較するとフリートークがメインのオンライン英会話は安くなる傾向があります。また、英検TOEICなど資格対策のコースがあるオンライン英会話は高くなる傾向があります。オンライン英会話によっては別料金が必要になる場合もあります。 テキストの有無オンライン英会話でカリキュラムに沿った内容を受ける場合、ほとんどの場合は無料でオンライン上にテキストが公開されています。一部のオンライン英会話で有料のテキストを使用する場合があります。 オンライン英会話の費用の相場は毎日学習したとしても、2万円を超える場合はまれです。オンライン英会話の費用対効果は非常に高いです。

hakken.教室コラムVOL.69 オンライン英会話を受講して3~授業内容~
現在、オンライン英会話を週3回×25分受講しています。今後受講を検討される方の参考に、受講して分かったことをお伝えできればと思います。 オンライン英会話の授業内容は大きく分けて、フリートーク(講師とその場でテーマを決めて自由に英語で会話する)カリキュラムに沿った内容の2つがあります。それぞれの特徴をまとめてみました。 フリートーク良い点話したいことを話すので、楽しく、続けやすい。英語でどんどん話す必要があるので、自信がつきやすい。 悪い点単語や、表現を学びづらい。話す内容などの準備をしないと、会話が続かない場合がある。初心者には難しい。 カリキュラムに沿った内容良い点体系的に学べる。目的に合わせて、講師が事前準備してくれている。初心者でもできる。 悪い点講師に続けて、単語や文章を読んでいるだけになりがち。授業がテキストに沿って進むので単調になりがち。 それぞれの特徴をふまえると初心者にはカリキュラムに沿った内容をお勧めします。英検やTOEICなどの資格に対応しているカリキュラムもあります。目的が明確にある方が継続しやすいので、漠然と英会話ができるようになりたいという目標より、英検何級を取るなどの目標を設定することをお勧めします。 どちらの内容にしても、もっとも重要なことは受ける側の生徒が、主体的に学ぶ姿勢があることです。フリートークでも自分で目的・計画を持って行えば、効果は高くなります。カリキュラムに沿った内容でも、意欲的に学べば、授業は楽しく充実したものになります。

hakken.教室コラムVOL.68 オンライン英会話を受講して2~講師~
現在、オンライン英会話を週3回×25分受講しています。今後受講を検討される方の参考に、受講して分かったことをお伝えできればと思います。 オンライン英会話で講師の方は日本人講師、ネイティブの講師、フィリピン人講師の3パターンに分けられます。それぞれの特徴をまとめてみました。 日本人講師良い点日本語が話せるので、困ったときに日本語が使える。英語を習得して話せるようになっているので、つまずきやすいポイントが分かる。 悪い点英語力が講師によってばらつきがある。費用が高い ネイティブの講師良い点ネイティブの発音、言い回しを学習できる。高い英語力。 悪い点費用が高い英語を自然に習得しているので、つまずきやすいポイントが分からない場合がある フィリピン人講師良い点英語を習得して話せるようになっているので、つまずきやすいポイントが分かる。2013年の調査で78ヶ国137,000人の非ネイティブの英会話者を対象にしたビジネス英語力世界ランキングでフィリピンが1位。費用が安い 悪い点講師によっては訛りがある。 それぞれ特徴がありますが、講師を選ぶ際に日本人、ネイティブ、フィリピン人のどれであるかは、あまり重要ではないように思います。強いて言えば、初心者は日本人、もしくは日本語が話せる外国人であると安心かもしれません。 講師を選ぶ場合で重要なポイントとしては英語指導経験がある指導資格を持っている指導研修をしっかり受けているのどれかを満たしていることだと思います。 オンライン英会話の講師と言っても、レベルは千差万別です。外国人だからというだけでオンライン英会話の講師をしている場合もあります。話せることと教えることは別物です。英語を上達させるためには、英語で会話をするだけでなく、発音や表現などしっかり指摘してもらうことが大切です。 またオンライン英会話は講師の自宅、もしくは講師が出勤するオフィスとオンラインで接続をします。回線の安定性と講師の質を考えた場合にオフィスとオンラインで接続する会社がおすすめです。

hakken.教室コラムVOL.67 オンライン英会話を受講して1~受講環境~
現在、オンライン英会話を週3回×25分受講しています。今後受講を検討される方の参考に、受講して分かったことをお伝えできればと思います。 オンライン英会話はPC、タブレット、スマートフォンから受講できます。すべての端末で受講してみましたが、基本的にはどの端末でも受講に支障はありませんでした。あえてどれかを選ぶとすると私の場合は画面が大きい、PC、タブレットがスマートフォンよりも受講しやすいです。PCとタブレットを比べるとPCは起動する時間が手間ですので、タブレットが一番使いやすいです。 画面が大きいメリットは、チャットボックスとカメラが両方とも多く表示される点です。外国人の先生はこちらが聞き取れないときに、チャットで文章を送って下さるときがあります。その点では大きい画面だと文章を確認しながら、先生の顔もしっかり表示されます。 スマートフォンの場合のチャットボックスを開くと、先生の顔が小さいウインドウに表示がされます。好みの問題かもしれませんが、私の場合先生の顔が大きく見える方が、表情もよく見え、発音の仕方を教えて頂くときも口元がよく見えるので受講しやすいです。 ただ、チャットで入力された文章は画面にポップアップして表示されます。文章を見返したいときにチャットボックスがあると便利なだけですので、スマートフォンでもしっかり先生の顔が見えるので、メッセージを確認したいときだけ画面を切り替えれば、問題なく受講できます。 オンライン英会話を含めた学習、勉強で一番重要なことは継続することです。始めは、使い勝手のいいPCやタブレットなど大きい画面がいいと思います。慣れてくれば利便性が一番高いスマートフォンが一番続けやすいと思います。ただ、タブレットを日常的に使用されている場合は、使い勝手、利便性を兼ね備えたタブレットが一番だと思います。 また、私は学習の際にヘッドセット(マイクのついたヘッドホン)を使用しています。始めはより聞き取りやすいようにあった方がいいと思います。ただ、これも慣れてくれば、ない方が準備も楽ですので、PC、タブレット、スマートフォンに内蔵されているマイク、スピーカーで十分だと思います。

hakken.教室コラムVOL.66 初心者におすすめの英字新聞
英語上達の効果的な方法のひとつとして、英文の多読があります。そこでお勧めなのが英字新聞です。ただ、英字新聞と聞くとかなりハードルが高いように思われるのではないでしょうか。毎日読まなくてはいけない、英語ばかりで大変そう、などなど。私自身も英字新聞なんて到底読めないと思っており、英字新聞と聞いただけで身構えてしまいます。 そんな私でも読める英字新聞が「Asahi weekly」です。朝日新聞が発行しており、その名の通り週刊の新聞です。内容も興味を持ちやすい話題が多く、英語初心者でも読める内容から、大人も読める内容まで幅広いレベルの方が読めるものになっています。例えば、スヌーピーのマンガ、日常会話、コラム、ニュースなどがあります。英語学習者向けに作られており、分かりにくい単語の意味が書いてあったり、日本語訳がすべてついていたりします。 英語学習だけでなくすべての学習に言えることですが、一番大切なことは少しずつでも続けることです。 「Asahi weekly」は週刊のため、毎日届く新聞より初心者には続けやすいです。また、新聞の良さは手元にあるということです。新聞だと目にとまったときに、1つ読もうと思うきっかけをくれるので、スキマ時間に読むことができます。そのため、私はいつも目にとまりやすいリビングにおくようにしています。 「Asahi weekly」は中学生、高校生はもちろん英語を学びたい小学生にもおすすめです。

hakken.教室コラムVOL.65 英語が苦手なお子さまの共通点
英語が苦手なお子さまには共通点があります。 1つ目は暗記が苦手だと思っていることです。学校のテストでは、実際に英語の文章を書く必要があります。そのため、いくら文法が分かっていても英単語が書けないと点数が取れません。そして、英単語などが覚えられていない理由を、暗記が苦手だと思っているお子さまが非常に多いです。これは他の教科にも言えます。暗記が苦手だと思っているお子さまのほとんどは、練習量が少ないことが原因です。一回二回練習して覚えられないことを、苦手だと思っている場合が多いです。日本語ならまだ母国語なのでなじみやすいですが、英語は日常で触れる機会も少ない中、すぐに覚えられなくて当然です。暗記が苦手だと思っているお子さまでも、好きなことだとすぐに覚えられるはずです。暗記の仕方にはコツがあります。なかなか覚えられない大きな原因は、やり方やコツを知らないことよりも、暗記が苦手と思っていることと、練習量が圧倒的に足りていないことです。 ふたつ目は、日本語の文法や表現が理解できてないことです。英文法が理解できない大きな原因のひとつは、日本語の文法や表現が理解できていないことです。たとえば現在進行形を日本語で表わすと「~している」ですが、英語の現在進行形が理解できていないお子さまの多くは、日本語の「~している」と「~する」の違いが分かっていません。その場合に英語の進行形の説明をしてもほとんど効果はありません。まずは日本語での進行形の意味を理解することで、英語の進行形の意味が理解できてきます。 もし自分は英語が苦手だと思っている場合は、まずはその原因は何かを考えていましょう。原因が分かれば、解決策も見つけやすくなります。

hakken.教室コラムVOL.64 効率のよい勉強方法~2:8の法則(パレートの法則)~
効率よく勉強するには、テストや入試の問題がどのように構成されているかを知った上で学習することがもっとも効果的な方法のひとつです。 テストや入試に出ない問題ばかりを勉強してもテストでは点が取れません。テストや入試に出題される問題の特徴を知ることができれば、勉強はしやすくなります。 2:8の法則(パレートの法則)というものがあります。これは重要な2割の原因が結果の8割を生み出していることを表す法則です。勉強に当てはめてみると、教科書や問題集の内容で重要な2割の内容が、テストの8割の内容をしめているということです。重要なのは原因と結果には偏りがあるということです。つまり教科書や問題集のすべての内容が、等しくテストに出題されているわけではないのです。 実際に教科書・問題集とテストを比べると、基本~標準問題はほとんどの内容がテストで出題されます。ですが、応用問題になればなるほど、テストで出題される割合は少なくなります。一部の難関校を除きますが、毎回のテストや入試の問題を分析すると7~8割の問題が基本~標準問題で構成されていることが多いです。 その理由は、ふたつあります。ひとつ目は、さまざまな学力層の生徒が受けるため、難しすぎたり、簡単すぎたりすると、生徒の学力を正確に把握することができないためです。 ふたつ目は、基本~標準問題は問題の出題パターンがあまりないことです。問題を作るときに基本~標準問題は、数学なら数字を変えるぐらいしか問題の変えようがないため、同じような問題が出題されやすくなります。反対に応用問題は、いくらでも問題の出題パターンを変えることができるため、同じ問題が出題される割合は少なくなります。 効率よく勉強する方法の秘訣は勉強する問題レベルの順番です。まず始めに、徹底的に基本~標準問題を練習することです。応用問題については基本~標準問題をマスターしてから取り組む方が、理解も早くなり効率よくマスターできます。 テスト勉強や入試勉強というと、どうしてもできない問題や難しい問題に目がいきます。基本~標準問題をないがしろにし、応用問題ばかりを勉強して、結局点数がとれないお子さまをよく目にします。テストの点数が60点以下のお子様はまずは徹底的に基本~標準問題を練習することをお勧めします。

hakken.教室コラムVOL.63 過去問の効果的な使い方
高校入試は1月~3月に行われます。受験直前になってあわてないためにいつ何をすればよいかを抑えておくことが大切です。それぞれの地域によって異なりますが、例えば三重県の中学3年生のスケジュールは例年このようになっています。時期主なスケジュール12月上旬私立、三重県公立前期選抜 受験校決定1月上旬 定期テスト実施後 三重県公立後期選抜の内申点確定1月中旬~2月上旬私立高校入試2月中旬三重県公立前期選抜2月下旬三重県公立後期選抜 受験校決定3月上旬三重県公立後期選抜 早いところでは、1月の中旬から私立の入試が始まります。 まず3年生までの学習の復習が終わったら、12月ごろから受験校の過去問を解いていきましょう。過去問は時間を計って解いていきましょう。その後、過去問の採点・見直しをした後に、できていない範囲の復習をしてください。復習がある程度終われば、次の過去問を解いてみてください。1週間単位で過去問演習と復習を合わせて学習してみてください。例えば、土日:過去問演習→平日:復習→土日:過去問演習→・・・のようにするとスケジュールも立てやすくなります。 過去問をやるときのコツは、過去問ばかりをするのではなく、過去問をした後に必ず復習をすることです。過去問ばかりやっても、点数が上がっていきません。復習をすることで、過去問で解ける問題が多くなり、点数も上がっていきます。点数が上がらない場合は、復習が不足しています。その場合は復習の期間を長くして、過去問を解かずにもう一度復習をしていきましょう。 また過去問によっては、中学校の内容を超えている問題が出題されます。私立の場合は概ね5~7割が合格点数になっている高校がほとんどですので、すべての問題を解く必要はありません。自分の今の点数と合格点数を照らし合わせて、あと何点必要かを考えましょう。公立の場合も同様に、自分の受験校に必要な点数を考えて、どの問題は解けなければいけないかを考えましょう。

hakken.教室コラムVOL.62 日本の英語教育
塾ですので当たり前といえば当たり前ですが、学校でのテストで点数を取ることには自信を持っています。学校のテストで点を取るためには、何をすればいいのかもわかります。 ただ、中学、高校、大学の10年間しっかり勉強をしても胸を張って英語が話せるようになるとは言えません。 誤解を恐れずに申し上げますが、今の日本の英語教育では何年勉強してもそれだけでは英語は話せるようにならないと思っています。 日本の英語教育の問題点はリスニングとスピーキングです。リスニングについては、世界で実際に使われている生の英語と学校の英語は別物のように思えます。学校教育で使われるリスニング問題は、内容が難しくなっても、発音が鮮明で聞き取りやすいので、語彙力があれば聞きとることができます。しかし、実際の海外の映画やテレビ番組の英語は聞きとりづらく、スピードも速いです。 スピーキングについては、ほとんどの方は学校教育の中ではまったく練習する機会がなく、テストされる機会もなかったと思います。 英語を学校で学習しても、聞き取れなく話せない理由は、その練習をほとんどしていないからです。ほとんどの方は英語の勉強といえば、問題集や参考書を開いて机の上で学習することをされてきたのではないでしょうか。英語を話せる、聞けるようになるためにはやはりそのための練習が必要です。 ただ、日本の英語教育の優れている点もあります。語彙や文法を習得するという意味では、学習内容はかなり洗練されており、体系的に、効率よく学習できるように構成されています。 海外の方から日本人は語彙や文法についてはとても詳しく、よく理解できていると思われているそうです。 長年日本の英語教育に触れていますが、日本の英語教育の優れている点は語彙と文法の知識を体系的に学べることです。語彙力と文法の理解ができることで、リスニング、スピーキングについても大いに役立ちます。 そのため、ある程度英語教育を受けてこられた方は、適切なリスニング、スピーキングの練習をすることで、まったく文法を知らない方よりも早く習得できます。 今後、日本の英語教育は2020年の大学入試制度改革で、今までの内容に加え、リスニング、スピーキングも含めた4技能を強化していくことになっています。これから学校で英語を習っていく世代はリスニング、スピーキングの力もこれまで以上に求められるようになります。変革に備え、hakken.はリスニング、スピーキングにも自信が持てるようにサポートしていきたいと考えています。

hakken.教室コラムVOL.61 応用問題の解き方3
① 基本~標準問題の解法の仕方を覚える② 応用問題を解き、解法の組み合わせ方を覚える③ 解法を自由に使いこなせるまで練習し、初めて見る問題を解く中で、発想力と、論理力を身につけていく 前回の記事では、①、②について書かせて頂きました。今回の記事では、③についてです。 ③「解法を自由に使いこなせるまで練習し、初めて見る問題を解く中で、発想力と、論理力を身につけていく」には、初めて見る問題を数多く練習することです。このレベルの問題は一問一問を解くのに時間をかけて取り組むことをお勧めします。 ① 基本~標準問題の解法の仕方を覚える② 応用問題を解き、解法の組み合わせ方を覚えるのレベルの問題は時間をかける必要はありません。①②のレベルの問題が分からない場合は、知識が不足している状態です。ですので、知識を覚える必要があります。分からないときはすぐに答えをみて、解き方を覚える方が効率的です。このレベル問題では解きながら考えて解く練習をしていきます。 ここでの考えるとは、頭の中にある解法の組み合わせを試行錯誤するということです。何度考えても答えが出てこない場合は、解答をみて解法の組み合わせ方を確認してください。解説をみたときに、解説自体が分からない、ひとつひとつの解法を覚えていない、分からない場合は、まだまだ解法を覚えきれていない場合がほとんどです。①②のレベルの復習をすることをおすすめします。 解説をみてこういう解法の使い方もあるのかと思った場合は、解法はしっかりと覚えられているので、その使い方を覚えていきましょう。それを繰り返していきながら、解法の組み合わせを試行錯誤する練習をすることで、発想力と論理力が身についていきます。 問題を解くとは、問題文を読み、条件と結論を読み取り、条件から結論までを論理的につなげていく作業のことを指します。中学校で習う図形の証明をイメージすると分かりやすいかもしれません。すべての問題は図形の証明のように、条件と結論があります。それを論理的につなげていくときに必要なのが、基本~標準問題の解法の仕方や公式、定理などの知識です。まずはその知識をしっかりと身につけ、その後、知識を使う練習をしていくことで応用問題は解けるようになっていきます。

hakken.教室コラムVOL.60 応用問題の解き方2
数学の応用問題を解けるようになるためには段階があります。 ① 基本~標準問題の解法の仕方を覚える ② 応用問題を解き、解法の組み合わせ方を覚える ③ 解法を自由に使いこなせるまで練習し、初めて見る問題を解く中で、発想力と、論理力を身につけていく これは①ができていないと②は身につきません。同様に②ができていないと③は身につきません。段階をふんでひとつひとつマスターしていくことが、最短で応用問題ができるようになる方法です。 ①「基本~標準問題の解法の仕方を覚える」については暗記と同じように繰り返し学習が効果的です。「学習→間違えた問題はその場ですぐにやり直し→別の日に再度学習」をできるようになるまで繰り返します。日をおいてもできるかをチェックすることが特に重要です。 ②「応用問題を解き、解法の組み合わせ方を覚える」についても繰り返し学習が効果的です。ただし、応用問題になると繰り返し学習をすることで、できるようになるお子さまとそうでないお子さまがいます。もし繰り返し学習してもできるようにならない場合は、問題を取り組むときに次のことを考えてみてください。 それは、今やっている問題が、これまで学習した基本~標準問題のどの問題と同じ解き方を使っているかです。 応用問題が繰り返し学習だけでできるようになるお子さまは、無意識にこのことを考えています。反対にそうでないお子さまは、その問題をそのまま覚えようとしていることが多く、問題の数字が変わった場合は解くことができますが、問題の聞き方が変わると解けなくなります。これを意識するかどうかで応用問題の正解率は大きく変わってきます。もちろん前提として、基本~標準問題が頭に入っていることが必要です。 応用問題をみて、今やっている問題が、これまで学習した基本~標準問題のどの問題と同じ解き方を使っているかを考えることができない場合は、基本~標準問題がまだしっかりできていない場合がほとんどです。その場合はもう一度基本~標準問題を繰り返し学習することをお勧めします。 ③「解法を自由に使いこなせるまで練習し、初めて見る問題を解く中で、発想力と、論理力を身につけていく」については次回に詳しく書かせて頂きます。

hakken.教室コラムVOL.59 応用問題の解き方1
テストや入試で出題される問題は大きく3つに分類されます。 1つ目は覚えればできる問題、暗記問題です。これは基本~標準問題が含まれます。数学も解法の仕方を覚えれば解けるようになる問題がほとんどです。 2つ目は問題を分析する必要ある問題です。一般に応用問題といわれる問題です。数学などで出題される文章問題などです。これらの問題は基本問題の解法の仕方を組み合わせて、問題が作られています。問題文をよく読み、問題がどのような解法の組み合わせからできているかを分析する必要があります。応用問題には応用力、考える力が必要だと言われるのは、この分析する必要があるからです。ただし、これらの問題パターンがあります。つまり解法の組み合わせにも組み合わせ方があり、複数の問題を解きながら、解法の組み合わせ方を覚えていけば解けるようになります。 3つ目は一般にセンスやひらめきがいると言われる問題です。これは、難関高校の入試問題や難関大学入試の2次試験で出題されることがあります。解法の組み合わせが特殊で、初めて見る問題傾向であることが多いです。この問題を解けるようになるには、自分が知っている解法を自分で試行錯誤して、解法の組み合わせを見つけていく必要があります。そのためには、ひとつひとつの解法を自分の手足のように自由に扱えるようになっておくことが前提で、その上で解法を組み合わせる柔軟な発想と論理的に解法を組み立てる力が必要です。これがひらめきやセンスがいると言われる理由です。 ただし、これらの問題は超難関校でもたくさん出題されるわけではありません。大学で専門的に数学を学び研究するつもりがあるなら、このレベルの問題を解くことも求められると思いますが、そうでないならこの問題は解けるようになる必要がありません。実際東京大学全体のここ10年の2次試験合格者の合格点は60%前後で推移しており、医学部である理科三類でも70%前後で推移しています。 つまり、大学入試を含めた学校で習う数学には、センスがひらめきはほとんど必要ありません。数学も他の教科と同じように暗記することが、点数を取るために必要なことです。テストで見たことがない問題が出た解けない問題がでたというときは、ほとんどの場合練習不足だと思われます。センスがない、ひらめかない、考える力がない、応用力がないというのは、学校数学においては練習でカバーできます。練習すればだれでも数学の応用問題はできるようになります。